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'''三要元佶'''（さんよう げんきつ、[[天文 (元号)|天文]]17年（[[1548年]]） - [[慶長]]17年[[5月20日 (旧暦)|5月20日]]（[[1612年]][[6月19日]]））は、[[安土桃山時代]]から[[江戸時代]]初頭にかけて活躍した'''[[臨済宗]]'''の[[僧]]である。[[号 (称号)|号]]は閑室。佶長老、閑室和尚。現在、一般的には'''閑室元佶'''と
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[[肥前国]]（[[佐賀県]]）の出身。[[小城市|小城郡]][[晴気城]]主[[九州千葉氏|千葉氏]]の家臣[[野辺田善兵衛]]の子として生まれる。父善兵衛はもともと[[千葉胤連]]の家臣であったが、後の[[佐賀藩]]祖[[鍋島直茂]]が、養家の千葉氏から実家の[[鍋島氏]]に復籍する際、胤連から直茂に与えられた12人の家臣のうちの1人であった。実弟善兵衛も直茂の家臣となった。
幼少時に都に上り、[[岩倉 (京都市)|岩倉]]の[[円通寺 (京都市)|円通寺]]で得度する。[[足利学校]]第9世の庠主となるが、[[関ヶ原の戦い]]の折には[[徳川家康]]の陣中に随行し、占筮によって功績をたてた。
[[江戸幕府]]開府後、[[崇伝]]とともに[[徳川家康]]の[[ブレーン]]として[[寺社奉行]]の任に当たり、[[西笑承兌]]の後を引き継いで[[朱印状]]の事務取扱の役目に就くなど、[[朱印船]]のことにも関わった。 家康によって、[[伏見区|伏見]]の[[修学院]]に招かれ、[[円光寺]]の開山ともなり、[[伏見版]]の出版に尽力する。晩年は、鍋島直茂より故郷に[[三岳寺 (小城市)|三岳寺]]を寄進され、家臣（寺侍）の谷口杢太夫（三岳寺の僧石井浄玄の実父）らを随えて、三岳寺に赴いた。
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