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愛媛閃石は [Na][Ca<sub>2</sub>][Mg<sub>4</sub>Cr<sup>3+</sup>](AlSi<sub>3</sub>O<sub>11</sub>)<sub>2</sub>(OH)<sub>2</sub> という組成を持つ<ref name="ehimeite"/>。愛媛閃石は[[パーガス閃石グループ]]に属し、[[パーガス閃石]] (Pargasite・[Na][Ca<sub>2</sub>][Mg<sub>4</sub>Al](AlSi<sub>3</sub>O<sub>11</sub>)<sub>2</sub>(OH)<sub>2</sub>) の[[アルミニウム]]を三価の[[クロム]]で置換した組成を持つ<ref name="mindat"/>。クロムを含む鉱物は珍しく、角閃石グループの中では初の発見である<ref name="ehimeite"/>。また、クロムを主成分とするケイ酸塩鉱物は16種類しか発見されていない<ref>[http://www.mindat.org/chemsearch.php?inc=Cr%2CSi%2C&exc=&sub=Search+for+Minerals Chemical Search - Results for query Minerals that include Cr, Si ''mindat.org'']</ref>。
 
愛媛閃石は不純物として[[カリウム]]、[[チタン]]、[[鉄]](二価および三価)を含んでいる<ref name="mindat"/>。
 
== 産出地 ==
愛媛閃石は、発見地である[[愛媛県]]の[[四国中央市]]と[[新居浜市]]にまたがる[[東赤石山]]のうち、北嶺である四国中央市側にある[[赤石鉱山]]でのみ発見産出が報告されている<ref name="ehimeite"/><ref name="mindat"/>。
 
== 性質・特徴 ==
愛媛閃石はクロムを主成分とするため、クロムイオンに起因する鮮やかな緑色をしている。愛媛閃石は最大で1.5cmの長さになる柱状結晶として産出するが<ref name="mindat"/>、そのような特徴的な結晶の形が分からない場合は、しばしば愛媛閃石に伴って産出する、光沢や色が似ている[[灰クロム柘榴石]] (Uvarovite) クロムに富む[[緑泥石]] (Clinochlore) と区別が難しい<ref name="ehimeite"/>。また、この柱状結晶の側面方向に完全な[[劈開]]を持つ
 
密度は約3.1g/cm<sup>3</sup>と、クロムを含むためケイ酸塩鉱物としては比較的重い値を示している。これは比較的重い原子であるクロムを含んでいるためである<ref name="mindat"/>。
 
== サイド・ストーリー ==
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* [[新鉱物]]
* [[角閃石]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.mindat.org/gallery.php?min=41970 愛媛閃石の写真 ''mindat.org'']
 
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