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'''シモエイス'''({{lang-grc-short|'''SimoeisΣιμόεις''', [[ギリシア語''Simoeis''}}, {{lang-la|希]]:Σιμόεις)Simois}})は、[[ギリシア神話]]の神である。[[オーケアノス]]と[[テーテュース]]の子で<ref>[[ヘーシオドス]]、342。</ref>、[[トローアス]]地方を流れる[[スカマンドロス河]]の支流シモエイス河の河神である。娘に[[アステュオケー]]、ヒエロムネーメーがおり、アステュオケーは[[トロイア]]王[[エリクトニオス]]の妻となって[[トロース]]を生み、ヒエロムネーメーは[[アッサラコス]]の妻となって[[カピュス]]を生んだという<ref>アポロドーロス、3巻12・2。</ref>。[[トロイア戦争]]では、[[ヘーラー]]が戦車を駆ってスカマンドロス河とシモエイス河の合流地点にやって来て、戦車から神馬たちを放したとき、シモエイスは神馬たちが食べるために[[アンブロシア]]を生え出させた。また[[スカマンドロス]]が大水を起して[[アキレウス]]を襲ったときに助力した<ref>『イーリアス』5巻、21巻。</ref>。
 
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
*[[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年)
*[[ヘシオドス]]『[[神統記]]』[[廣川洋一]]訳、岩波文庫(1984年)
*[[ホメロス]]『[[イリアス]](上・下)』[[松平千秋]]訳、岩波文庫(1992年)
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年)