「ナイキスト線図」の版間の差分

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Spezielles Nyquistkriterium.svg
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{{出典の明記|date=2012年2月}}
[[File:Nyquist.svg|thumb|right|220px|ナイキスト線図]]
'''ナイキスト線図'''(ないきすとせんず、[[英語]]:Nyquist{{lang-en|Nyquist diagram)diagram}})は、[[制御理論]]における周波数応答<math> G(j\omega) </math>の[[実部]]を横軸に、[[虚部]]を縦軸にとる[[極座標系]]において[[角周波数]]ωを0から∞まで変化させた軌跡を描いた線図。
'''ベクトル軌跡'''({{lang-en-short|vector locus}})とも。 ナイキスト線図という名称は、[[ベル研究所]]の技術者であった[[ハリー・ナイキスト]]によって考案されたことに由来する。
'''ベクトル軌跡'''(vector locus)とも。
 
 
ナイキスト線図は、制御系の安定性を評価する目安となる。判定の基準は、極座標平面上のIm=0,Re<0の軸と螺旋状のベクトル軌跡が交差する点に注目したときに、0>>Re>>-1の上にある場合に増幅器となり、Re=-1の点を通る螺旋ならば発振状態にあり、Re<<-1を通る螺旋ならば拡散状態になる。
[[File:Spezielles Nyquistkriterium.svg|thumb|制御系の安定性評価]]
ナイキスト線図は、[[フィードバック]]を有する制御系の安定性を評価する目安となる。判定の基準は、極座標平面上のIm=0,Re<0の軸と螺旋状のベクトル軌跡が交差する点に注目したときに、0>>Re>>-1の上にある場合に増幅器となり、Re=-1の点を通る螺旋ならば発振状態にあり、(図中赤線のように)Re<<-1を通る螺旋ならば拡散状態になる。
 
== 関連項目 ==