「宇宙空母ギャラクティカ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
23行目:
パイロット版は三時間枠で放映され、途中ジミー・カーター大統領によるイラン問題への緊急放送で中断させられたにもかかわらず高視聴率だった。これをTV放映時よりも少し短く再編集した映画版も製作され、ビスタビジョン・サイズにトリミングしたうえで「センサラウンド音響」を付けて劇場公開された。映画版では終盤のバルターのシーンが削除されたうえに、途中にバルターが処刑される場面が追加されている(CICビクター・ビデオ版で確認できる)。よって映画版だけ観ると、バルターは死んでしまった事になるのだが、TVシリーズでは生き続けている。この結果、同じくTVシリーズのエピソードを再編集した映画版の第二作『サイロン・アタック』ではバルターは何の説明もなく復活しており、第一作にいなかった副官のルシファーも登場している。
 
日本では、パイロット版の映画版が[[1979年]]1月27日、[[ユニバーサル]]・[[CIC]]配給で劇場公開された後、[[1981年]]1月28日「[[水曜ロードショー]]」でパイロット版・邦題『宇宙空母ギャラクチカ 人類対悪の帝王サイロン!特撮大スターウォーズ』と続くシリーズが[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系で放映された。その際、映画版の邦題『宇宙空母ギャラクティカ』では新聞のテレビ欄に1行で収まらないからという理由で、1字少ない『宇宙空母ギャラク[[]] 人類対悪の帝王サイロン!特撮大スターウォーズ』という邦題に変更されている。上記の映画版でバルターが処刑された問題については、日本での放送においては処刑のシーンをカットし、パイロット版の通りにラストのバルター登場シーンを復刻させた事でシリーズ放映への矛盾を解消している。
 
シリーズ各話は日本で再編集され、元は20話以上あった話が、パイロット版含め10話しか放映されていない。音楽も差し替えられたため、日本語版制作スタッフの役職名に「選曲」というのが存在する。放映当時は「ネイティブ・アメリカンの襲撃を受けながら旅を続ける幌馬車隊」という西部劇をスタッフはイメージして制作されたと紹介されていた。岸川靖によれば日本テレビ放映版はより年少の視聴者にアピールすべく、毎回戦闘シーンが加えられた編集が行われていた。最終回、オリジナル版でギャラクティカが戦うのは色違いではあるが単なるセンチュリオンが指揮するベーススターだが、日本テレビ放映版では邦題のとおり、サイロン総統が乗ったベーススターであるというように改変されている。またメインタイトルのロゴタイプなどもオリジナル放送版と差異が見られる。