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裁定と同時に採用しようとしたものの、HDMI非搭載のテレビが巷にあふれていることから各方面で反対意見が続出し、HDでのアナログ出力禁止の仕組みは残した上でSD・HDともアナログ出力が許可された。尚、[[2011年]][[1月1日]]よりHDでのアナログ出力できる機器の製造が禁止され、[[2014年]]1月1日よりアナログ出力できる機器の製造と新規販売が全面禁止されることがAACS Final Adopter Agreementで決定した。一時期、市場では、既に[[HDCP]]のコピーガードを解除した上で、HDMI信号からの映像[[コンテンツ]]の取り込みを可能にする市販の[[キャプチャ (録画ソフト)|ビデオキャプチャ]]ボードなどが安価で販売されていたが、2013年の著作権法の改正により、それらの機器の使用および販売は違法になった。
 
なお、この規制措置は、あくまでAACSに伴うアナログ出力規制の対象となる[[コンテンツ]]の再生時のみであって、例えば、[[民生用|家庭用]][[カムコーダ|ビデオカメラ]]で撮った大切な思い出の[[映像]]([[AVCHD]]動画など)などが入ったディスクや過去に録画したアナログテレビ放送などが入ったディスク、市販[[DVD-Video|DVDビデオ]]、あるいは自分たちで[[企画]]・[[撮影]]・[[映像編集|編集]]などを手掛けたオリジナルの[[BDMV]]タイトルなどは、これまで通り[[コンポジット映像信号|コンポジット]]、[[S端子|S]]、[[コンポーネント映像信号|コンポーネント]]などのアナログ端子から[[映像]][[音声]]が出力される。このため、[[2014年]]以降に、例えばその時まだ現役のデジタルチューナー非搭載のテレビに、その時新しく発売される最新の[[BDレコーダー]]を接続して、外付け[[日本の地上デジタルテレビ放送|地デジ]]チューナーとして使う事も可能である。尚、この規制がされる前に発売された機種であっても、[[2012年]]以降はHD出力規制なしでの継続販売は不可能となる。同様に、[[2014年]]以降、アナログ映像出力規制なしでの継続販売は不可能となる。但し、いずれも[[電機メーカー|メーカー]]から[[新品]]の機器として出荷される[[商品]]が対象であり、既に[[古物|中古品]]として[[古物商|古道具店]]や[[インターネットオークション|ネットオークション]]などで出回っている旧製品までは規制されないという。また、DVDソフトや家庭用ゲーム機のゲームソフトより出力される映像はAACSの対象外であるため、アナログ出力規制の影響を受けない<ref>Blu-rayビデオの再生機能を備えたゲーム機である[[PlayStation 3]]は、2011年発売の型番よりBlu-rayビデオの再生時にアナログ出力がSDに制限されるようになったが、ゲームソフトをプレイする際はアナログでもHDで出力が可能である。</ref>
 
また、これらの規制は、アナログ映像出力に対して行われるので、アナログ音声出力は規制されない。