「中国女 (映画)」の版間の差分

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[[中華人民共和国]]が[[文化大革命]]のさなか<ref>[[林彪]]が第9回党大会で公式に「文化大革命」という言葉を用いるのは1969年であるが、歴史的には1965年の[[姚文元]]による文芸評論に端を発し、[[紅衛兵]]が結成された1966年5月以降公然化したとされる。</ref>で、その運動が世界の青年層に影響を与えていた1967年初夏のパリを描いた映画である<ref name="キネ">[[キネマ旬報|キネマ旬報DB]]サイト内の「[http://www.kinejun.jp/cinema/id/14057 中国女]」の項の記述を参照。</ref>。[[ロケーション撮影]]は、[[パリ]]とパリ郊外[[オー=ド=セーヌ県]][[ナンテール]]で行われた。
 
女子大生ヴェロニク役で主演している[[アンヌ・ヴィアゼムスキー]]は、同年7月2221日、ゴダールと結婚している。ゴダールの長篇での前作『[[彼女について私が知っている二、三の事柄]]』に引き続き[[ジュリエット・ベルト]]が出演し、元売春婦イヴォンヌを演じている。さらに前作の『[[メイド・イン・USA]]』に出演している[[ジャン=ピエール・レオ]]が、俳優ギョーム役を演じている。「[[ジャンソン機関]]」設立者の[[ソルボンヌ大学]]哲学科教授、[[フランシス・ジャンソン]]が本人として出演している<ref name="キネ" />。アンリを演じた[[ミシェル・セメニアコ]]は、のちに写真家となった。
 
作中に登場する北京放送(現在の[[中国国際放送]])は、当時文化大革命一色の内容をフランス語でも放送していた。『[[毛主席語録|毛沢東語録]]』が[[アンディ・ウォーホル]]の[[キャンベル・スープ・カンパニー|キャンベル缶]]のように大量に登場するが、フランス語では同書は『プチ・リーヴル・ルージュ』(''[[:fr:Petit Livre rouge|Petit Livre rouge]]''、「小さな赤い本」の意)と呼ばれている。
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* [[ダニエル・デフォー]]『[[ロビンソン・クルーソー]]』上下巻、[[平井正穂]]訳、[[岩波文庫]]、
:上巻、1967年1月 ISBN 4003220811、下巻、1971年1月 ISBN 400322082X
* ''Une année studieuse'', Anne Wiazemsky, Edtions Gallimard 2012
 
== 外部リンク ==