「ポコノ・レースウェイ」の版間の差分

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== トラックの特徴 ==
*'''コース寸法'''
{| class="wikitable"
|-
!
! 長さ
! バンク角
|-
| フロントストレート
| 3740フィート(1140m)
| align="center"|-
|-
| ロングポンド・ストレート</br>(バックストレート)
| 3055フィート(931.2m)
| align="center"|-
|-
| ショートストレート
| 1780フィート(542.5m)
| align="center"|-
|-
| ターン1
| align="center"|-
| 14°
|-
| ターン2
| align="center"|-
| 8°
|-
| ターン3
| align="center"|-
| 6°
|-
| 全長:2.5マイル(4023.4m)
| colspan="2" align="center" | 路面:アスファルト
|}
[[デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ|デイトナ]]や[[タラデガ・スーパースピードウェイ|タラデガ]]と同様にトライ・オーバルに属されるが、ポコノはこの2トラックとは一味違った性格を持つ。前者2トラックのターンは観客に動きを見せるためのターンであって、減速させるためではない。しかしポコノは、'''Tricky Triangle'''や'''Bermuda Triangle'''と表現される程にブレーキングを必要とするターンを持ち、トライオーバルの中でも特異な“3ターン3ストレート”のレイアウトとなっている。
 
3,740フィート(1,140m)というコース最長ストレートであるメイフロストレッチートを通過すると、最初に[[トレントン・スピードウェイ]](1980年閉鎖)を模したバンク14度を持つ一番タイトなターンが待っている。これを越えると2番目に長い3,055フィート(931.2m)のバックロングポンド・ストレッチート、その先には[[インディアナポリス・モーター・スピードウェイ|インディアナポリス]]をモチーフとしたバンク角8度のターン2が現れる。このターンは下にトラック外とピット裏パドックを繋ぐトンネルがあることから、トンネルターンとも言われる。1,780フィート(542.5m)のショートストレッチを挟み[[ザ・ミルウォーキー・マイル|ミルウォーキー]]風の6度バンクのターン3で1周となる。
 
このように3つのターンが全く別の姿を見せることから、オーバルの形をしたロードコースとも言われるほどトリッキーなトラックである。そのため2.5マイルのスーパースピードウェイでありながらリストリクタープレートの取り付け義務は無く、加速性能や最高速度はスーパースピードウェイなのに、[[マーティンズビル・スピードウェイ|マーティンズビル]]並みのハードブレーキングトラックという大変ユニークなトラックとなっている。このギャップがNASCARファンを呼び寄せるとも言われている。