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== 国と地域 ==
ヴァナ・ディール (Vana'diel) には西にクォン大陸、東にミンダルシア大陸、そのさらに東にエラジア大陸がある。また、地名のみ判明しているものとして、北方の大陸ラゾア、西方の大陸ウルブカ、南方の大陸オルジリア、ウシャラド島、アドゥリン島などがある。異なる種族の人間が住んでおり、様々な国や地域がある。フィールドには森林や山、砂漠、海岸、洞窟など様々な地形があり、モンスターや獣人が徘徊している。
 
:ヴァナ・ディール (Vana'diel) には西にクォン大陸、東にミンダルシア大陸、そのさらに東にエラジア大陸がある。また、地名のみ判明しているものとして、北方の大陸ラゾア、西方の大陸ウルブカ、南方の大陸オルジリア、ウシャラド島、アドゥリン島などがある。異なる種族の人間が住んでおり、様々な国や地域がある。フィールドには森林や山、砂漠、海岸、洞窟など様々な地形があり、モンスターや獣人が徘徊している。
 
=== クォン大陸とミンダルシア大陸(現代) ===
クォン大陸とミンダルシア大陸、およびその周辺には、全部で18の地域(リージョン)が存在している。
 
:クォン大陸とミンダルシア大陸、およびその周辺には、全部で18の地域(リージョン)が存在している。
 
;ロンフォール(クォン大陸西部)
:サンドリア王国のある森林地帯。サンドリア王国の王都攻略の為に派遣されたオーク帝国軍の先遣隊が駐留しているゲルスバ山(ゲルスバ野営陣、ゲルスバ砦、ユグホトの岩屋)や、サンドリア王国中興の祖である龍王ランペールの墓などが存在する。この龍王ランペールの墓の最深部には、黒龍[[ヴリトラ]]が姿を現す事がある。また、ユグホトの岩屋を抜けた先にあるホルレーの岩峰には温泉が沸いている場所がある。
 
;ザルクヘイム(クォン大陸中原)
:港町セルビナを中心に、バルクルム砂丘、ラテーヌ高原、コンシュタット高地が広がるクォン大陸中原地域。コンシュタット高地の東部には、大規模な事故が起きた為に閉山されたグスゲン鉱山があり、内部にはその事故で死んだ者達の亡霊が彷徨っている。また、ラテーヌ高原には、所々に深い谷間が出来ており、その谷底からオルデール鍾乳洞と呼ばれる鍾乳洞へ入る事ができる。
 
;グスタベルグ(クォン大陸南部)
:岩山が連なり、荒野が広がっている土地で、バストゥーク共和国がある地域。グスタベルグ北部は崖によって東西が分断されている。崖の西側には、臥竜の滝と呼ばれる滝の見える橋があり、この橋を越えて行く事で、ザルクヘイムのコンシュタット高地へと抜けられる。なお、崖の東側からこの道へ行く為には、一度グスタベルグ南部を経由してくる必要がある。この崖の東側の北東部にある岩山には、地底都市ムバルポロスやパルブロ鉱山の入口がある。グスタベルグ西部にはダングルフの涸れ谷と呼ばれる谷があり、ここを抜けると臥竜の滝の滝つぼへ辿り着ける。
 
;ノルバレン(クォン大陸東部)
:かつてサンドリア王国ラヴォール村があった地域。この村は約10年前にオーク帝国軍に占領され、ダボイと名を変え、オーク帝国軍の本拠地となっている。サンドリア王国の先祖が眠るエルディーム古墳のあるバタリア丘陵や、ダボイのあるジャグナー森林がある。このジャグナー森林の奥にはファノエ運河と呼ばれる運河があり、パージと呼ばれる船が、ギルド桟橋 - サンドリア王国間を航行している。また、ジャグナー森林では「バリスタ」と呼ばれる対人戦 (PvP) が開催される事がある。
 
;デルフラント(クォン大陸東部)
:クォン大陸から大陸の東にあるバストア海に向かって突き出している半島地域。クゥダフ兵団の本拠地であるベドーと、その周辺に広がる湿地帯パシュハウ沼、ロランベリーを栽培している耕地帯ロランベリー耕地がある。なお、このロランベリー耕地の南西部にはクロウラーの巣と呼ばれる洞窟があり、洞窟を抜けてのみ辿りつけるロランベリー耕地の高台には時々怪鳥シムルグが姿を現す事がある。また、パシュハウ沼では「バリスタ」と呼ばれる対人戦 (PvP) が開催される事がある。
 
;フォルガンディ(クォン大陸北部)
:クォン大陸北方にある北壁と呼ばれるアシャク山脈の更に北に位置するツンドラ地帯。ロンフォールからラングモント峠を抜ける事でのみ辿り着ける。ボスディン氷河を中心にフェ・インやソ・ジヤなどの遺跡が点在(フェ・インはボスディン氷河の北東部に入口が1つあるだけだが、ソ・ジヤの入口はボスディン氷河に複数存在)する。フェ・イン、ソ・ジヤ共に古代人の都市であったといわれるが、その様式は大きく異なっている。
 
;バルドニア(クォン大陸北部)
:フォルガンディにあるボスディン氷河の奥地から行ける雪と氷に閉ざされた土地。水晶大戦最大の激戦地であったザルカバードと呼ばれる東西に長い谷、闇の王の居城であるズヴァール城(城内は外郭と内郭の2つのエリアに分かれている)、千人落としの崖と呼ばれる絶壁の存在するウルガラン山脈がある。なお、このウルガラン山脈にある熊爪嶽の近くに、世界龍[[ヨルムンガンド]]が姿を現す事がある。
 
;ヴォルボー(クォン大陸南西部)
:クォン大陸に属するが、水晶大戦期におきた謎の地殻変動により、クォン大陸の内陸部からは直接行く事が出来なくなってしまった(一応、バルクルム砂丘からグスタフの洞門を抜けてくれば辿り着けるが、洞門を抜けてすぐの所で崖になっており、その先へ進む事ができない)半島地域。現在では、クゾッツ諸島のゼプウェル島から、クフタルの洞門と呼ばれる洞窟(トンネル)を抜ける事で辿り着ける。岸壁と砂丘が大半を占めるテリガン岬や、アダマンタスや[[アスピドケロン]]などの巨大な亀が出没する慟哭の谷がある。
 
;ムバルポロス(クォン大陸南部)
:獣人ゴブリン族の氏族であるモブリンたちの住まう地底都市で、旧市街と新市街の2つで構成されている。グスタベルグ北部に入口があり、グスゲン鉱山内に繋がる地下道が存在する。なお、都市の最深部には、巨大なクリスタルが発見された2716号採石場がある。
 
;サルタバルタ(ミンダルシア大陸南部)
:ウィンダス連邦のあるステップ地帯。獣人ヤグード族の都市ギデアスや、ホルトト遺跡がある。このホルトト遺跡の入口となっている魔法塔と呼ばれる建造物はサルタバルタに幾つかあり、その内の1つからウィンダスの地下に広がるトライマライ水路に繋がる魔封門へと行ける。なお、この魔封門を開くためには、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士の3人が必要になる。
 
;コルシュシュ(ミンダルシア大陸中央部から東部)
:アトルガン皇国への船が出ている港町マウラのあるブブリム半島や、タロンギ大峡谷などがある乾燥地帯。なお、ブブリム半島北西部からタロンギ大峡谷北東部にかけて、シャクラミの地下迷宮と呼ばれる洞窟が広がっている。また、コルシュシュ南部にあるビビキー湾からは、マナクリッパーと呼ばれるプルゴノルゴ島行きの船や、ダルメルロック、マリヤカレヤリーフなどの名所を巡る遊覧船が出ている。
 
;アラゴーニュ(ミンダルシア大陸北部から北西部)
:約460年前に鉄血王ランフォルによって築かれた砦を元に再構築されたガルレージュ要塞があるソロムグ原野や、ヤグード教団の本拠地であるオズトロヤ城があるメリファト山地、パラダモの丘と呼ばれる丘があり、また、渾沌龍[[ティアマット]]の出没するアットワ地溝などがある乾燥地帯。なお、このアットワ地溝は、アラゴーニュ地方に属するエリアではあるが、コルシュシュ地方にあるシャクラミの地下迷宮を経由する事でしか辿りつけない。また、メリファト山地では「バリスタ」と呼ばれる対人戦(PvP)が開催される事がある。
 
;リ・テロア(ミンダルシア大陸北東部)
:アラゴーニュにあるメリファト山地の北東に広がる針葉樹林帯。女神アルタナ信仰において聖地とされるジ・タや、古代の神殿跡であるロ・メーヴなどがある。ロ・メーヴの奥にある神々の間には、女神アルタナと男神プロマシアを模った像がある。なお、聖地ジ・タにあるボヤーダ樹という巨大な樹木の中から、龍のねぐらと呼ばれる場所へ至る事ができ、ここには時々[[ファーヴニル|ファヴニル]]や[[ニーズヘッグ]]などの巨大な竜が出没する。
 
;クフィム(クフィム島)
:ジュノ大公国の北東、シュ・メーヨ海に浮かぶ三日月の形をした島。ジュノ大公国の最下層から洞窟を抜ける事で辿り着ける。島の中央には、デルクフの塔と呼ばれる全12階層(最上階の天輪の間と地下フロアを含めると全14階層)からなる巨大な古代の建造物がそびえる。また、このデルクフの塔の裏手にある洞窟から、魔獣[[ベヒーモス]]の出没する(広範囲に渡り隕石を降らせる強力な黒魔法「メテオ」を使うキングベヒーモスが出没する場合もある)ベヒーモスの縄張りと呼ばれる場所へ行ける。
 
;クゾッツ(クゾッツ諸島)
:アルテパ砂漠と呼ばれる広大な砂漠の広がるゼプウェル島を中心としたクォン大陸の南西にある諸島。ゼプウェル島へはバストゥーク共和国よりコロロカの洞門と呼ばれる洞窟(トンネル)を抜けてくる事で辿り着ける。アルテパ砂漠には、獣人アンティカ族に滅ぼされたガルカの都跡(現在は、流砂洞と呼ばれている)や、オアシスに作られた町ラバオがある。なお、アルテパ砂漠には、ガルカの都跡以外にも古代ジラート人の遺跡も存在している。
 
;低地エルシモ(エルシモ島西部)
:ユタンガ大森林と呼ばれる熱帯雨林が広がるエルシモ島西部地域。ジュノ大公国から出ている飛空艇で辿り着けるミスラ族の村カザムの他に、海賊たちの住まうノーグのある海蛇の岩窟がある。なお、この海蛇の岩窟には、獣人サハギン族も住んでいる。ユタンガ大森林の北東には、イフリートの釜と呼ばれる火山帯があるが、低地エルシモ側から直接行く事はできない。
 
;高地エルシモ(エルシモ島東部)
:ヨアトル大森林と呼ばれる熱帯雨林が広がるエルシモ島東部地域。こちらの方が西部に比べて海抜が高い為、高地と呼ばれる。ヨアトル大森林には、獣人トンベリ族が住まう寺院遺跡であるウガレピ寺院と、その地下に広がる怨念洞、そして、ヨアトル大森林の北にあるイフリートの釜と呼ばれる火山地帯への入口がある。
 
;タブナジア群島(タブナジア群島)
:かつてはクォン大陸の一部であったが、水晶大戦中におきたある出来事により、大陸から切り離され、群島となった地域。水晶大戦時に滅ぼされたタブナジアの都を遠くに見る事ができる丘があるルフェーゼ野、曜日によって構造の変化する礼拝堂、突如として空中に浮かび上がってしまったリヴェーヌ岬(現在では、リヴェーヌ岩塊群と呼ばれている)などがある。なお、このリヴェーヌ岩塊群には、他のエリアでは見かける事のできない[[ヒポグリフ]]族のモンスターが生息している。
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==== アルタナ諸国(現代) ====
クォン大陸とミンダルシア大陸に存在する四国。ジュノ大公国を中心に、北西にサンドリア王国、南西にバストゥーク共和国、南東にウィンダス連邦が位置する。なお、この四国は「アルタナ四国協商」と呼ばれる協商を結んでおり、サンドリア、バストゥーク、ウィンダスには各国の領事館が、ジュノには各国の大使館がそれぞれ置かれている。
 
プレイヤーはサンドリア、バストゥーク、ウィンダスのうちどれか一国に籍を置く。これらの三国は特定のエリアごとにどれだけのモンスターを倒すことができるかを争う「コンクェスト」により勢力争いを行う。参加者はシグネットという戦績計算・プレイヤー支援システムを受けることができ、好成績をあげることで自国の陣地を多く獲得することができ、自国民に有利な展開となる。
:クォン大陸とミンダルシア大陸に存在する四国。ジュノ大公国を中心に、北西にサンドリア王国、南西にバストゥーク共和国、南東にウィンダス連邦が位置する。なお、この四国は「アルタナ四国協商」と呼ばれる協商を結んでおり、サンドリア、バストゥーク、ウィンダスには各国の領事館が、ジュノには各国の大使館がそれぞれ置かれている。
:プレイヤーはサンドリア、バストゥーク、ウィンダスのうちどれか一国に籍を置く。これらの三国は特定のエリアごとにどれだけのモンスターを倒すことができるかを争う「コンクェスト」により勢力争いを行う。参加者はシグネットという戦績計算・プレイヤー支援システムを受けることができ、好成績をあげることで自国の陣地を多く獲得することができ、自国民に有利な展開となる。
 
;サンドリア王国 (The Kingdom of San d'Oria)
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:世界最大の宗教勢力である女神アルタナ信仰の中心地でもあり教皇も顕著する。古い伝統としきたりを大事にし、信仰心が篤く清貧を心がけている。その為か、産業の発展や思想が硬直している面も見られる。
:王都サンドリアは、高い城壁に囲まれた[[城壁都市]]となっており、中心の凱旋門を抜けるとドラギーユ城やサンドリア大聖堂がそびえている。
 
;バストゥーク共和国 (The Republic of Bastok)
:ヒューム族・ガルカ族を中心とする歴史の浅い新興国家。迫害や貧富の差が激しく、ヒューム族とガルカ族との溝は深い。
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:3国の中で最も機械技術が発展しており、シリーズおなじみの[[シド (ファイナルファンタジー)|シド]]が住んでいる国でもある。
:首都バストゥークにある港付近を流れるダルハ川には、アルタナ諸国はもとより、アトルガン皇国にも存在していない“跳ね橋”が架かっており、飛空艇の出入港時に動作する光景を目にする事ができる。
 
;ウィンダス連邦 (The Federation of Windurst)
:元々タルタル族が暮らしていたところに、ミスラ族が移り住んで共に暮らしている[[連邦国家]]。ただし政治はタルタル族が執り行っていて、ミスラは客分という待遇である。“星の神子”(本名は不明)と呼ばれる女性を中心に纏まっており、神子の神託と各分野の博士たちの合議で政務を執り行っている。
:タルタル族の魔法力を使った農業、ミスラ族の狩猟・漁業が主な産業である。タルタル族は魔法を中心とした学術にも力を入れているので、この世界の学術の中心となっている。
:首都(聖都、もしくは魔都と表される事が多い)ウィンダスは、20年前の水晶大戦の際に獣人血盟軍の攻撃を受けて荒廃した(アルタナ諸国の首都の中では最も被害が大きかった)が、現在では復興を遂げている。都の内部は「石の区」「森の区」「水の区」「港」の4つの地区に分かれており、その内の1つ「石の区」には星の大樹と呼ばれる大樹があり、その中に「天の塔」と呼ばれる“星の神子”の住まう神殿(塔)がある。
 
;ジュノ大公国 (The Grand Duchy of Jeuno)
:クォン大陸とミンダルシア大陸の間にあるジュノ海峡上に架けられている3つの橋の上に作られた[[都市国家]]。
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==== 町・村(現代) ====
 
;セルビナ (Selbina)
:町の名前の由来は、クォン大陸地図作成のために立ち寄った冒険家、グィンハム・アイアンハートに天然の良港となる入り江の存在を教えた少女の名前から。
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:町の機能としては、いくつかの店舗と、織工、釣りギルドもある。
:また、ミンダルシア大陸マウラ行きの船が出ている。
 
;マウラ (Mhaura)
:ウィンダス連邦に属する自治都市で、ミンダルシア大陸東部のブブリム半島にあるパムタム海峡に面した断崖をくり抜いて作られた港町。
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:町の機能としては、いくつかの店舗と、彫金、鍛冶ギルドもある。
:また、クォン大陸セルビナ行き、およびエラジア大陸アルザビ行きの船が出ている。ただし、アルザビ行きの船に乗るためには渡航免状が必要となる。
 
;ラバオ (Rabao)
:かつてガルカ族の都があったクゾッツ島アルテパ砂漠にあるオアシスに出来た町。
:町の機能としては簡単な設備が整っており、少しばかりの店舗とチョコボ屋、宅配サービスや競売所があり、ノマドモーグリがいる。
 
;カザム (Kazham)
:ミンダルシア大陸の南東に位置するエルシモ島の北西部にあるミスラ族の自治領。
:町の機能としては簡単な設備が整っており、少しばかりの店舗と飛空艇の発着所、チョコボ屋、宅配サービスや競売所があり、ノマドモーグリがいる。
 
;ノーグ (Norg)
:ミンダルシア大陸の南東に位置するエルシモ島の南西部にある“海蛇の岩窟”と呼ばれている洞窟の中にひっそりとある町。東(ひんがし)の国(極東諸国)との関わりもあるらしく、忍者や侍の技を持つ者が多くいる。
:水晶大戦(クリスタル戦争)前にはタブナジア侯国に仕えていた船乗り--ある意味ではタブナジア侯国公認の海賊--たちが、タブナジア侯国の滅亡後、ここに移ってきて暮らしている。その為、首領ギルガメッシュの部屋にはタブナジア侯国の国旗が飾られている。
:町の機能としては簡単な設備が整っており、少しばかりの店舗とチョコボ屋、宅配サービスや競売所があり、ノマドモーグリがいる。
 
;タブナジア地下壕 (Tavnazian Safehold)
:タブナジア侯国の壊滅から僅かに生き残った人々が避難場所の地下壕に作った街で、長期生活を可能とする最低限の機能を備えている。
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=== クォン大陸とミンダルシア大陸(過去) ===
現代から20年前の水晶大戦期のクォン大陸とミンダルシア大陸。全部で8つの戦線(リージョン)が存在している。
 
冒険者(プレイヤー)は傭兵として、過去の三国(サンドリア、バストゥーク、ウィンダス)の一つに所属し、カンパニエと呼ばれる獣人血盟軍との勢力争いに参加する事になる。現代のシグネットに代わりシギルという戦績計算・支援システムが存在し、後述するアトルガンでのサンクションも合わせ、それぞれが上書き関係にある(どれか一つに参加すると以前の効果が消える)。
 
大戦中であるため、街の機能は制限されている。現代のような食料品店や雑貨屋などはなく、NPCにより限られた種類の品物が取引されている。競売所のある場所は傭兵の為の施設となっている。
:現代から20年前の水晶大戦期のクォン大陸とミンダルシア大陸。全部で8つの戦線(リージョン)が存在している。
:冒険者(プレイヤー)は傭兵として、過去の三国(サンドリア、バストゥーク、ウィンダス)の一つに所属し、カンパニエと呼ばれる獣人血盟軍との勢力争いに参加する事になる。現代のシグネットに代わりシギルという戦績計算・支援システムが存在し、後述するアトルガンでのサンクションも合わせ、それぞれが上書き関係にある(どれか一つに参加すると以前の効果が消える)。
:大戦中であるため、街の機能は制限されている。現代のような食料品店や雑貨屋などはなく、NPCにより限られた種類の品物が取引されている。競売所のある場所は傭兵の為の施設となっている。
 
;ロンフォール戦線(サンドリア周辺)
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:サンドリア王都には南サンドリア区にのみ立ち入ることができる。
:現代とは異なり、西ロンフォール、ラテーヌ高原方面、および、ラングモント峠方面へは行く事が出来ない。ただし、現代には存在しない通路によりジャグナー森林方面への直通ルートが存在している。
 
;ノルバレン戦線(ラヴォール村周辺)
:ジュノ西部とジャグナー森林地域の戦域。
:ジャグナー森林南部に位置するラヴォール村は、現代ではオーク帝国軍により破壊されてしまっているが、この当時はまだ家屋などが点在しており、村としての姿を留めている。ただし、現代での歴史とは異なり、既にオーク帝国軍により占拠されている。
:なお、ジャグナー森林はオーク帝国軍により、各地にバリケードが築かれており、迷路の様な状態になっている。
 
;デルフラント戦線(ベドー周辺)
:ジュノ南部とパシュハウ沼地域の戦域。
:現代では立ち入る事の出来ないブンカール浦という地域が存在するが、こちらの戦域から進入する事は出来ず、ノルバレン戦線のジャグナー森林方面からの進入が基本となる。
 
;グスタベルグ戦線(バストゥーク周辺)
:バストゥーク首都とグスタベルグ北部の戦域。
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:現代とは異なり、コンシュタット高地方面へは行く事が出来ない。その代わり、現代では入山する事すら困難といわれているグロウベルグという山を越える事で、パシュハウ沼方面へ行く事が出来る。
:また、北グスタベルグの中央の崖には、現代では失われてしまった道が存在しており、南グスタベルグを回る事なく、北グスタベルグの西部と東部を行き来出来る。
 
;アラゴーニュ戦線(オズトロヤ城周辺)
:ジュノ東部とメリファト山地地域の戦域。
:この当時は、ガルレージュ要塞の床が崩落しておらず、現代では到達し辛い第2魔防門の先や、第3魔防門の先にも容易に行く事が可能。
 
;サルタバルタ戦線(ウィンダス周辺)
:ウィンダス聖都とサルタバルタ西部の戦域。
:ウィンダス聖都には水の区にのみ立ち入ることができる。
:現代とは異なり、タロンギ大峡谷方面へは行く事が出来ない。その代わり、現代では破壊されたまま打ち捨てられているカルゴナルゴ城砦を経由する事で、メリファト山地方面へ行く事が出来る。
 
;ボスディン戦線(ボスディン氷河)
:闇の王の居城ズヴァール城のあるザルカバードへと至る唯一の道となる戦域。
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:現代には存在しないアンフィプテレと呼ばれる東洋の龍に巨大な翼が生えた様な外見をした巨大な鳥(見た目は飛竜の様だが、竜族ではない)が飛びまわっている。
:また、ボスディン氷河北部の階段状に連なっている崖には、現代では存在しない穴が崖上に幾つか空いており、それらの穴に飛び込む事で、崖下へと一気にショートカットする事が可能である(逆は不可能)。
 
;ザルカバード戦線(ズヴァール城周辺)
:闇の王の居城ズヴァール城とその周辺の戦域。
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=== エラジア大陸 ===
[[2006年]]4月に発売された拡張ディスク「アトルガンの秘宝」により、新たな大陸(エラジア大陸)が追加された(ただし、追加されたのはエラジア大陸の西半分のみ)。これにより、当初の4国は「アルタナ諸国」と包括して呼ばれることが多くなる。また、エラジア大陸では、クォン大陸やミンダルシア大陸の事を「中の国」と呼ぶ。
 
:[[2006年]]4月に発売された拡張ディスク「アトルガンの秘宝」により、新たな大陸(エラジア大陸)が追加された(ただし、追加されたのはエラジア大陸の西半分のみ)。これにより、当初の4国は「アルタナ諸国」と包括して呼ばれることが多くなる。また、エラジア大陸では、クォン大陸やミンダルシア大陸の事を「中の国」と呼ぶ。
 
;西アトルガン(エラジア大陸西部)
:アトルガン皇国の西の都アルザビがある地域。この地域に属するバフラウ段丘は、アルザビに隣接している場所の他に、マムークの南西にも広がっており、こちらは、蕃都マムークを抜ける事で辿り着ける南部(翡翠廟周辺)と、アルザダール海底遺跡群を抜ける事で辿り着ける北部(タンジャナ島)とに分かれている。なお、アルザビに面している側のバフラウ段丘は、死者の軍団のアルザビ攻略軍の行軍ルートとなっており、皇都アルザビに向かって進軍してくる死者の軍団を見る事ができる場合もある。
:この西アトルガンと対になるはずの東アトルガンは、現時点では行く事ができず、その大半が謎に包まれている。
 
;マムージャ蕃国(エラジア大陸西部)
:皇都アルザビの南西に位置する蛮族マムージャの支配地域。蕃都マムークを中心に、ワジャーム樹林、エジワ蘿洞、翡翠廟、マムージャ兵訓練所がある。なお、ワジャーム樹林は、マムージャ蕃国軍、トロール傭兵団双方のアルザビ攻略軍の行軍ルートとなっており、皇都アルザビに向かって進軍してくる各軍団を見る事ができる場合もある。また、エジワ蘿洞、およびワジャーム樹林には古代オルドゥーム文明の遺跡が存在し、当時の遺物を発掘する事もできる。
:なお、エジワ蘿洞を抜ける事でのみ辿り着けるワジャーム樹林の一角には、多頭竜[[ヒュドラ|ハイドラ]]が時々出没する。
 
;トロール傭兵団領(エラジア大陸西部)
:皇都アルザビの北西に位置する蛮族トロールの支配地域。ゼオルム火山と呼ばれる巨大な火山島を中心に、軍都ハルブーン、ナバゴ処刑場、レベロス風穴がある。属するエリアの大半がゼオルム火山内部に存在する為か、ゼオルム火山を除く全てのエリアにおいて灼熱の溶岩が流れている場所がある。
:なお、ゼオルム火山の中央部にはトロールが建造したと思われる門があり、その門の中にある砦の様な建造物の一角に、[[冥府]]の[[番犬]][[ケルベロス]]が姿を見せる時がある。
 
;アラパゴ諸島(エラジア大陸西部)
:エラジア大陸西部の北方に浮かぶ諸島で、死者の軍団を率いるラミアたちの本拠地となっているアラパゴ暗礁域を始め、ナシュモ、ハザルム試験場、タラッカ入り江、ルジャワン霊窟、イルルシ環礁、ペリキア、カダーバの浮沼(カダーバの浮沼もまたバフラウ段丘同様に複数存在する)などがある。
:アトルガン皇国に抵抗する海賊集団コルセアも、このアラパゴ諸島にアジトを持つ。
:なお、このアラパゴ諸島を形成する島の1つで、ヘディバ島と呼ばれている島には、[[キマイラ]]と呼ばれる合成獣が出没する時がある。
 
;アルザダール文明遺跡群(エラジア大陸西部)
:エラジア大陸西部の海に広がる古代の遺跡群。アルザダール海底遺跡群と呼ばれる海底遺跡を中心とし、バフラウ遺構、ゼオルム遺構、アラパゴ遺構、銀海遺構とそれぞれ呼ばれている4つの塔状の遺構と、100階層に及ぶ複雑な内部構造を持つ遺跡があるナイズル島が存在する。なお、アルザダール海底遺跡群へ進入する為には、遺跡の入口に立つ不滅隊(アトルガン皇国に所属する特殊部隊の1つ)の隊員に、拝観料を支払う必要がある。
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==== 国家と町 ====
エラジア大陸にある主な国家は「アトルガン皇国」といい、それ以外に3つの獣人支配の国や領がある。また、アトルガン皇国の北方には、アトルガン皇国に反抗する諸侯たちの領土が、アトルガン皇国の東方には、アトルガン皇国と交戦状態にある覇府を中心とした小国家群「極東諸国」が、それぞれある模様。
 
:エラジア大陸にある主な国家は「アトルガン皇国」といい、それ以外に3つの獣人支配の国や領がある。また、アトルガン皇国の北方には、アトルガン皇国に反抗する諸侯たちの領土が、アトルガン皇国の東方には、アトルガン皇国と交戦状態にある覇府を中心とした小国家群「極東諸国」が、それぞれある模様。
 
;アトルガン皇国 (The Empire of Aht Urhgan)
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:また、この皇都アルザビ(人民街区、および辺民街区)には全てのギルドが存在している。
:アルザビ辺民街区、通称「アトルガン白門」には「[[パンクラティオン]]」と呼ばれるプレイヤーの育てたモンスター同士を戦わせる闘獣試合が行われているコロセウムがある他、街の南北にそれぞれ1つずつ港があり、南のアルザビ港からはミンダルシア大陸マウラ行きの船が、北のイフラマド港からはアラパゴ諸島ナシュモ行きの船が出ている。
 
;ナシュモ (Nashmau)
:エラジア大陸の北にあるアラパゴ諸島を形成する島の1つ、アズーフ島にある港町。かつては人が住んでいたが、疫病が発生し街ごと破棄された過去を持つ。
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=== その他の場所 ===
クォン、ミンダルシア、エラジアの各大陸、およびその周辺地域のどこにも属さない、もしくは存在する位置が不明な場所。[[ファイナルファンタジーXIのゲームシステム|コンクェスト]]、[[ファイナルファンタジーXIのゲームシステム|ビシージ]]などのリージョンマップ(ワールドマップ)には、表記されていない事が多い。
 
:クォン、ミンダルシア、エラジアの各大陸、およびその周辺地域のどこにも属さない、もしくは存在する位置が不明な場所。[[ファイナルファンタジーXIのゲームシステム|コンクェスト]]、[[ファイナルファンタジーXIのゲームシステム|ビシージ]]などのリージョンマップ(ワールドマップ)には、表記されていない事が多い。
 
;トゥー・リア (Tu'Lia)
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:なお、ル・オンの庭を徘徊するドール(ロボットのようなモンスター)は、至近距離で魔法を詠唱したりしない限りは、基本的に襲い掛かってくる事はない(ノンアクティブと呼ばれる)が、ル・オンの庭にある壁に格納されているドールは、接近するだけで襲い掛かってくる(アクティブと呼ばれる)という特殊な挙動を持つ。また、神殿や宮殿内部を徘徊するスフィアロイド(球状の機械)は、こちらのレベルに関わらず襲い掛かってくる(普通のモンスターは、こちらのレベルがモンスターのレベルを大きく上回る場合、アクティブであっても襲ってくる事はない)
:聖地ジ・タの奥地、ロ・メーヴと呼ばれる古代の神殿跡にある神々の間、およびホラの岩、デムの岩、メアの岩(正式名称はアーク)と呼ばれる巨大建造物内にある転送の間より、ワープ装置を用いる事で辿り着けるが、神々の間からのルートはジラートに関わるストーリーを終盤まで進める必要があり、転送の間からのルートはジラート、およびプロマシアに関わるストーリーの双方を終盤まで進め、なおかつ壊れた転送装置を修復する必要がある。
 
;プロミヴォン (Promivion)
:ある時、ヴァナ・ディールに突如として姿を現した“虚ろなる闇”を内包する謎の領域。漆黒の闇の中に壊れかけた大地(大地と呼ぶにはあまりにも簡素かつ奇怪な地面)が幾つか浮かんでおり、それらの大地に囲まれる様な感じで、塔のような建造物が中央部にそびえ建っている。
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:エンプティと呼ばれる奇妙な姿をしたモンスターが徘徊しており、これらのモンスターは他のモンスター種とは異なり、種族ごとに固定された属性を持たず、固体ごとに異なる属性を持っているという特徴がある。
:ホラの岩、デムの岩、メアの岩(正式名称はアーク)と呼ばれる巨大建造物内にある転送の間、およびボスディン氷河にあるソ・ジヤより行く事ができる。
 
;ルモリア (Lumoria)
:ヴァナ・ディールとは異なる次元に存在している昼夜の概念が存在せず、何時訪れても昼間である世界。
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:ルミニアンやルミニオンと呼ばれるイカやクラゲなど海の生物に似たモンスターや、蜘蛛や鳥、人型に変形するミラーボールのようなモンスターなどが徘徊する。なお、姿は見えてもターゲットする事ができないモンスターもおり、該当するモンスターの感知範囲に入る事で襲われ、ターゲットできるようになる。
:タブナジア地下壕にある海獅子の巣窟、およびホラの岩、デムの岩、メアの岩(正式名称はアーク)から、特定の手段を用いる事で辿り着けるが、プロマシアに関わるストーリーを終盤まで進めないと進入できない。
 
;[[デュナミス]] (Dynamis)
:霊獣ディアボロスによって生み出された夢の世界が、ある事象、および原因によって変質してしまった世界で、現在では魂の牢獄とも呼ばれる。昼夜の概念自体は存在するようだが、常に暗闇に閉ざされている為、無いに等しい。
:入口はヴァナ・ディールの各地、およびアルタナ諸国の都市に全部で10ヶ所存在し、それぞれが異なるデュナミスへと繋がっている。なお、デュナミスへ進入する為には、特定のアイテムとLV65以上のジョブが必要となる。
 
;[[ヴァルハラ]] (Valhalla)
:ストーリー中のイベントシーンでのみ語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない世界(ただし、その入口である冥門ヴァルグリンドまでは行ける)
:かつて、アトルガン皇国によって滅ぼされたイフラマド王国が、王国の守護神としていた[[オーディン]]の支配する世界(冥界)で、その大半が謎に包まれている。
:なお、デュナミスにおいて入手する事ができる武器(正確にはそれを強化した物)を、交換する事で得られる(一般的には、これも一連の武器強化の一部だとして扱われる事が多い)武器の中に、同じ名前を持つ物が存在するが、それとの関連性は全くない。
 
;パンデモニウム(Pandemonium)
:イベント会話やアイテム説明文でのみ存在が語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない魔物のみが行く事が出来ると云われる場所。万魔殿とも呼ばれる。
:万魔殿のカギを使う事で、このパンデモニウムの門を護る番人と戦う事は出来るが、倒してもパンデモニウムへ進入する事は出来ない。
 
;スレッショルド (Threshold)
:禁断の口の中に広がる異空間ウォークオブエコーズのある領域。
:入口は過去世界のザルカバード、グロウベルグ、パシュハウ沼にあるが、グロウベルグの入口は、過去世界と黒い未来に関わるストーリーを、パシュハウ沼の入口は、ヴォイドウォッチのストーリーを、それぞれ終盤まで進めていないと進入できない。
 
;アビセア (Abyssea)
:アビセアンと呼ばれる謎の生命体に侵略され、またそれと同時に格子状に壊れた地形が広がり始め、滅びつつある世界。
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:また、アビセアの月には、古代人の都市である神都アル・タユが存在している(ヴァナ・ディールでは別次元であるルモリアに存在する)
:入口はヴァナ・ディールの各地に全部で10ヶ所存在し、それぞれが異なるアビセアへと繋がっている(ただし、10ヶ所の中で1ヶ所だけは、アビセアに関わるストーリーをかなり終盤まで進めていないと進入出来ない)
 
;真界 (Provenance)
:位相の境界を越えた先にあり、灰色の虚空に、岩塊や巨大クリスタルが浮いているだけの静寂の世界。
:原初のシードクリスタルが存在したとされる「始まりの場所」でもある。
:ヴォイドウォッチのストーリーを終盤まで進行する事で、ウォークオブエコーズより辿り着く事が出来る。
 
;ガ・ナボ大王国(Gha Naboh Matriarchate)
:ミンダルシア大陸の南、オルジリア大陸とその周辺の島々を領土とする国で、首都は大都ヨー。
:ストーリー中のイベントシーンでのみ語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない。
 
;黒い未来
:水晶大戦において、アルタナ連合軍が獣人血盟軍に敗北したもう一つのヴァナ・ディール。
:ストーリー中のイベントシーンでのみ語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない世界。
 
;ラーネフェルト村
:グロウベルグ近郊にあると思われる村。
:ストーリー中のイベントシーンでのみ語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない。
 
;神聖アドゥリン都市同盟
:クォン大陸の西、アドゥリン島を中心とした群島に位置する都市国家群。
:現時点ではプレイヤーが直接足を踏み入れる事はできないが、2013年に発売予定の追加ディスクにより到達可能になる。
 
;オーク帝国
:クォン大陸の北、ラゾア大陸の大半を支配下におき、少数部族に対し圧政を敷いている「絶対皇帝」が統治する軍事国家。
:ストーリー中のイベントシーンでのみ語られ、プレイヤーが直接足を踏み入れる事はできない。
 
;東(ひんがし)の国(極東諸国)
:エラジア大陸極東、およびその周辺の島々に点在する「覇府」を中心とした封建制の小国家群。
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=== 人間 ===
<!-- システム系の内容でなく、ヴァナディール内の種族としての内容で記載します -->
ヴァナ・ディールで「人間」と称される種族は下記の5つに分類される。
 
:ヴァナ・ディールで「人間」と称される種族は下記の5つに分類される。
 
;ヒューム (Hume)
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:ガルカという種族に対する理解の浅さから、表面上は同盟関係にあるものの対立は根深いものとなっている。
:種族の背負う業は「無知」。
 
;エルヴァーン (Elvaan)
:痩身長躯、尖った長い耳が特徴の種族。中世ヨーロッパ的国家サンドリア王国の主要構成種族。ネーミングはフランス語、アラビア語系。
:信心深く誇り高い。勇猛で格式を重んじる。その反面頑固で排他的であり、商売などは苦手とされる。
:種族の背負う業は「驕慢」。
 
;タルタル (Tarutaru)
:耳が尖り、黒い鼻の幼児のような姿のまま成人し、年齢を重ねても変わらない容姿を持つ。
:アジア的国家ウィンダス連邦の主要構成種族。ネーミングは男性はハイフンでつなぐ前半と後半の末尾が韻を踏む形式で、女性は名前の末尾を繰り返す形式。
:種族の背負う業は「怯懦」。
 
;ミスラ (Mithra)
:俊敏で器用さに長け、やや小柄で猫のような耳と鼻と尾をもつ。全身に薄い体毛があり、顔にペインティング(または体毛の柄)がある。
327 ⟶ 267行目:
:首長をトップに据え、部族単位で集落を形成する。男性は数が少ないため故郷の国でひっそりと暮らし、表社会に出ているのはすべて女性である。
:種族の背負う業は「嫉妬」。
 
;ガルカ (Galka)
:強靭で大きな白い体に太い尾と顎鬚を持つ。かつては砂漠に国を持っていたがアンティカ族により滅亡し、ヒュームと共にバストゥーク共和国を建国する。ネーミングはヒュームに与えられた(主に)形容詞+名詞の英語名とガルカの独自言語の二つを持つ。
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=== 獣人 ===
人間の敵対勢力のひとつに「獣人」と呼ばれる種族が存在する。これら獣人は一部を除いて各自に拠点をもち、独自の文化を形成している。
 
:人間の敵対勢力のひとつに「獣人」と呼ばれる種族が存在する。これら獣人は一部を除いて各自に拠点をもち、独自の文化を形成している。
 
;[[オーク (架空の生物)|オーク]] (Orc)
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:老若男女問わず一族全てが戦士として扱われる。力こそすべてであり、オーク族の中では肉体を用いた戦闘を得意とする固体ほど地位が高く、地位の低い魔道士は素顔を晒すことを禁じられている。
:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)時には、黒太子([[#オーク帝国|オーク帝国]]の皇太子の1人)ゲラドホッド率いる軍団がクォン大陸へ、白皇子(名称不明)率いる軍団がミンダルシア大陸へ、それぞれ侵攻してきており、その際にはゴブリン製の赤茶けた鋳造甲冑を着用したオークや近衛兵クラスのオークも目撃されていたという。
 
;クゥダフ (Quadav)
:亀のような姿をしている為、[[#バストゥーク共和国|バストゥーク共和国]]の人間たちからは、亀と呼ばれる事もある。
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:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)時には、バストゥーク軍の持つ強力な銃火器に対抗すべく、分厚い超鋼甲冑を着用したクゥダフも目撃されていたという。
:なお、クゥダフたちのリーダーは、一番長生きしている者に受け継がれていき、その者は金剛王ザ・ダと呼ばれる。
 
;ヤグード (Yagudo)
:鳥のような姿をもつ。[[#ウィンダス連邦|ウィンダス連邦]]と同盟を結んではいるが、実際には敵対に近い状態である。ミンダルシア大陸のメリファト山地東部にあるオズトロヤ城を本拠とし、ヅェー・シシュと呼ばれる現人神(生き神)を崇めるヤグード教団を形成、その教義に則り行動する。
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:295年前に東(ひんがし)の国(極東諸国)から来た使節団(元々は、[[#ウィンダス連邦|ウィンダス連邦]]への使節団だったのだが、[[#ウィンダス連邦|ウィンダス連邦]]からは門前払いにされてしまった為、使節団は行き先をヤグード教団へと変えた)を厚遇し、東(ひんがし)の国との国交を樹立した。そのため刀や忍術など、東方伝来の武器や術を扱うヤグードも数多く存在する。
:[[#ウィンダス連邦|ウィンダス連邦]]とは幾度となく戦役を繰り返しているが、東の国との国交を樹立した後は、東の国の術技を用いる事でヤグード側が優勢となっている。
 
;[[ゴブリン]](モブリン) (Goblin (Moblin) )
:FFシリーズではおなじみの存在。
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:ゴブリンの本拠地は不明。というより、本拠地を持っていないとされている。
:地上を厭う者はモブリンとして群れでの生活を好み、独特の言語を持ち、好戦的である。このモブリンは、地底都市ムバルポロスを本拠地としている。
 
;バグベア (Bugbear)
:人体改造を施された奴隷のモブリン。
:ゴブリン(モブリン)と比べて大型で強靭な肉体をもつ。
 
;アンティカ (Antica)
:蟻のような姿をもつ。
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:かつてクゾッツ地方のアルテパ砂漠にあったガルカ族の国を滅ぼし、現在では流砂洞と呼ばれている、その国の廃墟を本拠地としている。生まれた時から軍人としての役職がきまっており、それがそのまま名前となる(ちなみにアンティカ族は他の獣人とは違い、[[ラテン語]]で役職や階級が表されている)
:なお、クゾッツ島以外にも南のオルジリア大陸中央部にも住んでいると言われている。
 
;[[サハギン]] (Sahagin)
:魚人の姿をもつ。
385 ⟶ 317行目:
:[[#ノーグ|ノーグ]]周辺の海蛇の岩窟内に生息。最近ではマムージャが住まうマムークに亜種が確認されている。
::獣人の中では珍しい女神信仰者のいる種族でもある(といっても、精霊信仰者が多数であり、女神信仰者は少数だが)
 
;[[トンベリ]] (Tonberry)
:カンテラと包丁を持つFFシリーズではおなじみの存在で、倒された仲間の数に応じて攻撃力を増す「みんなのうらみ」を持つ。
:エルシモ島ヨアトル大森林の奥にあるウガレピ寺院周辺に生息し、暗殺を得意とする為、20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)の際には、アルタナ連合軍の要人暗殺などの隠密作戦を主として行っていた。
:正体は霊獣ディアボロスによって虚ろなる闇を取り除かれたクリュー人。
 
;[[ギガース]] (Gigas)
:巨人族。
397 ⟶ 327行目:
:基本的に緑色の皮膚をしているが、クフィム島にあるデルクフの塔の上層フロアでは、青色の皮膚をしている者も見かける事ができる。
:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)にて獣人血盟軍側の傭兵として参戦した以外にも、人間同士の戦争にも傭兵として参戦した過去を持つ。
 
;[[デーモン]] (Demon)
:クォン大陸北方のバルドニア地方に出没する硬質でありながら柔軟な殻で全身を覆っている有翼の獣人。
405 ⟶ 334行目:
:なお、指揮官クラスのデーモンには[[爵位|爵位]](Baronet、Marquis、Grand Dukeなど)が冠されている事から、彼らには爵位制度があるものと思われる。
:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)の際には、各地の獣人血盟軍を督戦し、作戦を円滑に遂行する役割を担った。
 
;キキルン (Qiqirn)
:ねずみのような姿をもつ。
:エラジア大陸に生息し、一般的に性質は温厚で快活。人間に雇われているものもいる。
:盗掘団や、[[#アトルガン皇国|アトルガン皇国]]と敵対するゲリラ組織に所属するなどアンダーグラウンド方面で活躍する者もいる。
 
;マムージャ (Mamool Ja)
:トカゲのような姿をしており、[[リザードマン]]に近い。
417 ⟶ 344行目:
:最近は、多頭竜[[ヒュドラー|ハイドラ]]を飼いならしており、アルザビ攻略戦にて持ち出してくる事がある。
:賢哲王モラージャ、騎龍王ガヒージャなどの四天王と呼ばれる幹部と、僭主と呼ばれる独裁者グルージャジャが存在する。
 
;[[ラミア]] (Lamiae)
:上半身はコブラのような頭部の女性、下半身は蛇の身体をもつ。
426 ⟶ 352行目:
:同じ施設で生み出された下半身が魚のメローという亜種も存在する。彼女らは一部を除いて独自の名前を持たず、実験体番号で呼称される。
:アトルガン皇国軍内には、これらラミアやメローを擁する極秘の特殊部隊が存在する。
 
;[[トロール]] (Troll)
:大柄な肉体をもつ(巨人族と比べると小柄だが、人間族と比べると圧倒的に大柄である)
432 ⟶ 357行目:
:最近は、冥府の番犬[[ケルベロス]]を飼いならしており、アルザビ攻略戦にて持ち出してくる事がある。
:銃器を扱う唯一の獣人。ゼオルム火山にある地下都市・軍都ハルブーンに生息し本拠とする。一部のクエストでは外見とは裏腹に温厚な一面を見る事が出来る。独自の言語(法則があるので、プレイヤー側もある程度は翻訳可能)を持ち、雇い主(スポンサー)であり実質的な支配者でもあるモブリンのメゴマックが通訳する。
 
;[[インプ (悪魔)|インプ]] (Imp)
:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)において、獣人軍の伝令役として活躍した小型のデーモン。非力だが魔法や角笛による音波攻撃を得意とし、知覚遮断魔法を見破ってくる。現在はアラパゴ暗礁域を中心に生息している。
 
;ポロッゴ (Poroggo)
:とんがり帽子をかぶったアマガエルの姿を持つ。現代より数百年前、ウィンダスの「反戦の聖者」サマリリが、踏みつぶされたトード(カエル)たちを哀れんで禁呪により作り出したとされる。
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:現在はマムージャ蕃国の蕃都マムークに住み着いており、ビシージにも敵キャラクターとしてあらわれる事がある。かわいらしい外見とは裏腹に、知覚遮断魔法を見破り、「デス」(対象を即死させる黒魔法)などの強力な魔法を駆使する。
:また、プレイヤーキャラクターをカエル(トード)に変えてしまう「カエルの歌」などの技を使う。
 
;ドゥエルグ (Dvergr)
:その存在の大半が謎に包まれた種族。
449 ⟶ 371行目:
 
=== その他の知性を持つ生命体 ===
 
;クトゥルブ (Qutrub)
:腐敗を抑えるため、全身を防腐帯で覆った[[グール|食屍鬼]](不死者)
455 ⟶ 376行目:
:自ら捨てた生命を宿らせた霊剣を腰に携えており、その霊剣を用いて不死と引き換えに必殺の一撃を放つことができると云われている。
:HPが異常なまでに高いが、あらゆる攻撃で通常の2倍のダメージを与えられるという特徴がある。
 
;[[吸血鬼|ヴァンピール]] (Vampyr)
:神代より数千年の時を生き続けていると伝えられる不死者の貴種たる[[吸血鬼]]で、非常に数が少なく、20年前のズヴァール城や現代のボストーニュ監獄などでわずかに見かける事が出来る程度である。
462 ⟶ 382行目:
:プレイヤーキャラクターをコウモリに変えてしまう「ノクトサービチュード」を始め、危険な技を数多く有する。
:20年前の水晶大戦(クリスタル戦争)の際には、闇の王の居城であるズヴァール城の防衛隊長を務める者もいた。
 
;ソウルフレア (Soulflayer)
:頭足の魔道士(法衣を羽織ったイカの様な見た目の魔道士)
468 ⟶ 387行目:
:なお、青魔道士のなれの果てではあるが、不滅隊隊長の出頭要請に応じ、隊長を一騎打ちにおいて撃破した経験のある人であれば知っているであろう通り、プレイヤーキャラクター(の青魔道士)は魔の力を完全に制御している(というより、魔を完全に取り込んでいる)為、ソウルフレア化する様な事はない。
:また、青魔道士のなれの果てではあるが、青魔法を使ってくる事はない(ただし、何故か代わりに黒魔法を使ってくる)
 
;[[ピクシー]] (Pixie)
:小さな妖精の姿をしている生物。
474 ⟶ 392行目:
:が、過去世界を訪れた冒険者達が、過去世界において保護していく事で、現代まで生存させる事が可能となった。
:なお、大半のピクシー(アビセアとグロウベルグの一部にいるピクシー以外)は、こちらのHPが減っている状態で近づくと、回復魔法で回復してくれる(戦闘不能の場合は、衰弱なしで復活させてくれる)
 
;コース (Corse)
:古の王族の遺骸がアンデッド化したものだが、普通のアンデッドと異なり明確な意志を宿している。
:失われた古代魔法を使い、他のアンデッドを操り、亡者の王国を築こうと目論んでいる。
 
;カトゥラエ (Caturae)
:アビセアの異常と同時期に各地で目撃されはじめた異形の生命体で、特殊な人型の容姿から、古代文明の遺物とも噂されている。
485 ⟶ 401行目:
:[[月齢]]が十三夜、[[満月]]、十六夜の時は、目撃例が非常に多い為、その存在はどうやら月と何らかの関係があると云われている。
:また、亜種にダビヤット族がおり、こちらは「[[シャトランジ]]」(チャトランガのイスラム版)の駒に由来する[[ペルシア語]]の名前を持つ。
 
;ジラート(Zilart)
:古代に栄えた種族。外見はヒュームと変わらない。心の声を聞くことができる。
 
;クリュー(Kuluu)
:虚ろなる闇によって心の声を聞くことができなくなったジラート人。霊獣と関わりがある。
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== クリスタルと8つの属性 ==
8つの属性「火」「水」「雷」「土」「風」「氷」「光」「闇」と、それに対応したクリスタルと曜日がある。属性は、それぞれ相対関係(火>氷>風>土>雷>水>火、光<>闇)にあり、プレイヤーキャラクターやモンスターのパラメータや、属性攻撃のダメージ計算、状態異常の発生率に関係する。これらの属性を持つクリスタルは、シグネット、もしくはサンクションをかけている状態で、経験値が得られるモンスターを倒すことにより入手でき、アイテム生成(合成)や魔獣鏡の作成、ミッションランクの上昇や一部のクエストに使用される。
 
:8つの属性「火」「水」「雷」「土」「風」「氷」「光」「闇」と、それに対応したクリスタルと曜日がある。属性は、それぞれ相対関係(火>氷>風>土>雷>水>火、光<>闇)にあり、プレイヤーキャラクターやモンスターのパラメータや、属性攻撃のダメージ計算、状態異常の発生率に関係する。これらの属性を持つクリスタルは、シグネット、もしくはサンクションをかけている状態で、経験値が得られるモンスターを倒すことにより入手でき、アイテム生成(合成)や魔獣鏡の作成、ミッションランクの上昇や一部のクエストに使用される。
 
== 関連項目 ==
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{{FinalFantasy}}
{{デフォルトソート:うあなていいる}}
 
[[Category:ファイナルファンタジーXI|*]]
[[Category:架空の土地]]
[[Category:PlayStation 2用ソフト|ふあいなるふあんたしい11]]
[[Category:Xbox 360用ソフト|ふあいなるふあんたしい11]]
[[Category:Windows用ゲームソフト|ふあいなるふあんたしい11]]
[[Category:オンラインRPG|ふあいなるふあんたしい11]]
[[Category:2002年のコンピュータゲーム|ふあいなるふあんたしい11]]
[[Category:架空の土地|ふあいなるふあんたしい11]]
 
[[en:Vana'diel]]