「アルティメット・ゾーン・レーティング」の版間の差分

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== 概説 ==
[[レンジファクター]](RF)の欠点を補正するために考案された[[ゾーンレーティング]](ZR)を発展させたもので、「リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手の処理すべき範囲が守る場合おい比べて、守備でどれだけの点を防いだか」を表す。
 
[[1977年]]に1試合平均(9イニング換算)でいくつのアウトに関与したかを示す指標であるRFが[[ビル・ジェームズ]]によって提唱されたが、当時のRFは守備機会の多さに基づいているため、自分の近くにボールが飛んでこなかったり投手の奪三振が増えたりすると、数値が落ちる等という欠点があった。そのためSTATS社の[[ジョン・デュワン]]により実際の試合での打球をビデオで分析して率を算出するZRが提唱され、データのインプット変更に成功。デュワンはその後[[プラス・マイナス・システム]]や[[守備防御点]](DRS)などさらに改良を進めた守備指標を提唱。その一方でセイバーメトリシャンの[[ミッチェル・リクトマン]]はZRを従来の率ではなく得点で表し、打球の処理難易度や失策数、併殺能力、肩の影響などを加えたUZRを2001年に発表。日本でも2009年からデータスタジアム社による算出が始まった。
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== UZRの注意点 ==
UZRの注意点としては全試合・全球場の全てのプレーを解析するため、個人が算出するのはほぼ不可能である点が挙げられる。他にもUZRは野手の処理範囲があらかじめ決られているめ、他ポジションのカバーリングなど範囲外のプレーが考慮されない他、投手と捕手は打球を処理すべき守備範囲が狭いためUZRが算出されないが、「FIELD f/x」導入守備位置と同じようにUZRによりフィールド全の打球を解析評価することが可能には行われった
 
また、各種指標と同じように年によって数値にバラつきが出ることもあるので、2~3年単位の長期で判断した方がサンプルサイズとして適当となる。さらに率ではなく量で表される指標であるため、出場試合数が多い選手に有利になるが、同じ基準で測る場合には150試合あたりのUZRを示すUZR/150がある。