「アメリカ合衆国の映画」の版間の差分

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=== 1960年代 ===
ミュージカル映画を中心とした娯楽大作の全盛期は完全に過ぎ去り、[[1967年]]の『[[俺たちに明日はない]]』を発端として、アメリカでは「[[アメリカン・ニューシネマ]]」と呼ばれる[[反体制]]的な若者を描く作品群が[[1970年代]]半ばまでいくつか製作された。これは[[1960年代]]にアメリカで巻き起こった[[公民権運動]]や[[ヒッピー]]、[[ベトナム戦争]]などの影響を受け、旧来の[[WASP]]的な価値観が崩壊してきたことに影響されたと考えられている。
 
[[ユナイテッド・アーティスツ]]が製作した「ドクター・ノオ」が、低予算ながらもヒット。現在に至るまで続編が製作され続けている。
 
また、公民権運動の広がりに合わせて、ようやく[[アフリカ系アメリカ人]]俳優が主役級の立場で正当な評価を受けるようになり、[[1963年]]に[[シドニー・ポワチエ]]が社会派作品『[[野のユリ]]』で[[アカデミー主演男優賞]]を受賞し、1970年の『[[小さな巨人 (映画)|小さな巨人]]』と『[[ソルジャー・ブルー (映画)|ソルジャー・ブルー]]』によって[[西部劇]]の転換点を迎えることとなった。