「チカーノ」の版間の差分

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以上のように語の起源についてははっきりしないが、[[1960年代|1960]]~[[1970年代|70年代]]にメキシコ系アメリカ人が起こした[[文学]]的及び[[政治]]的運動においてチカーノは民族の誇りを示す言葉となった。というのも彼らはこのころに一民族としての[[チカーノ・ナショナリズム|アイデンティティー]]を持ち始めたからである。
 
== チカーノ文化と音楽 ==
[[ヒスパニック]]の項でも触れられているように人種的な多様性を持っているチカーノ達だが、生活様式においてもそれほど一貫性はない。低所得層に関しては概ね黒人達と交流を持ち、同様の文化を持つ。例えば、カリフォルニア州南部の[[ロサンゼルス]]・[[サンフランシスコ]]などでは[[ギャング|ギャングスタ]]となる者もおり、あるチカーノ・ギャングは[[クリップス]]や[[ブラッズ]]と並ぶ第三のギャング勢力となっている。チカーノ・ギャングスタの特徴としては、頭を丸め、[[髭|口髭]]を伸ばし、[[サングラス]]をかけているものが多い。[[南カリフォルニア]]では自動車産業に従事し、[[ローライダー]]と呼ばれる車両に没頭した。またロス・ロボスなどのロックは、「チカーノ・ロック」、ティアラやロッキー・パディーヤなどのチカーノR&Bは「ブラウン・アイド・ソウル」とジャンル分けされるケースがある。アメリカ南部のテキサス州を中心としたラテンメキシコ人の音楽全般は、「テハーノ・ミュージック」とも呼ばれる。
 
== チカーノの語義を再定義した人々 ==