「ジオ (自動車)」の版間の差分

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ジオはゼネラルモーターズの数ある販売チャネルの中でも、シボレーの下位に設定された最廉価のチャネルであった。設定された車種は、いずれも当時日本メーカーで生産されていたモデルがベースとなっているか、または共同開発されたものであり、いわゆる[[バッジエンジニアリング]]にあたるものが殆どであった。各車はGMが[[トヨタ自動車]]と設立した合弁会社である「[[NUMMI]]」 (ヌーミ)、業務提携関係にあった[[スズキ (企業)|スズキ]]、スズキとGMカナダの合弁会社の「[[CAMIオートモーティブ|CAMI (カミ)]]」、かつてのグループ企業であった[[いすゞ自動車|いすゞ]]によって生産されていた。
 
販売ラインナップは小型の[[SUV]]、[[セダン]]、[[クーペ]]、[[ハッチバック]]等であり、日本車と同等の品質でありながら北米産自動車として販売されていた為に、車体価格は輸入時に課税された日本車に比べても安価に抑えられていた。これは完全に小型車市場の競争力に注力したもので、またこれらの安価な小型車はセタリーカーと呼ばれ、購買層は主に若年層をメインターゲットとしていた。
 
ジオはシボレー代理店内で販売されていたが、シボレーとは別チャネルとして展開していたいわば姉妹ブランドともいえる扱いであった。安価なシボレー車のラインナップの中でも、購買層を絞った別枠の車種群として設定された。そのためジオのエンブレムはその語源である「地球」のシンボルの中心にシボレーのボウタイをあしらったものとなっている。この戦略構想は後にトヨタが展開することになる「[[サイオン]]」に通じる部分もあるが、結果としてこの棲み分けは成功したとはいえず、ジオはシボレーと同一視されることが多かった。