「当別ダム」の版間の差分

編集の要約なし
ダムの高さは52.7m。形式は[[重力式コンクリートダム]]として計画されていたが、コスト縮減の為に[[台形CSGダム]]に変更になった。台形CSGダムとは日本で開発されたダム形式で、[[セメント]]で固めた砂礫を台形に固めて建設する方式のダムである。一見重力式コンクリートダムに似ているが、骨材の優劣に関係なく材料を使用する事が出来る為材料の合理化を図る事が可能となる。この為コストを縮減し経済性に優れ、更に強度もダム建設で満足できる安全性を保てる事から近年注目されている工法である。日本では現在完成しているダムは無いが、当別ダムの他北海道ではサンルダム([[天塩川]]水系サンル川。[[国土交通省]]北海道開発局建設部。計画中)がこの形式である。
 
洪水調節・不特定利水・上水道を目的として[[2012年]](平成24年)完成予定であるが、計画当時から反対運動が強く補償交渉が長期化した。特に水没農地面積が350haに及ぶ事から[[1997年]](平成9年)に[[水源地域対策特別措置法]]の「法9条指定ダム」に認定され補償の為の国庫補助額が増額された。この結果現在は交渉も妥結し住民は全て退去したが、[[公共事業]]再検討の風潮が高まり当別ダムも事業の再検討を迫られた。この中で建設費縮減を図る為ダムの規模縮小が図られ、その一環として台形CSGダムへの形式変更となったのである。ダムに反対する市民団体は建設差し止めの署名活動を行ったが、建設費を分担する下流受益地の札幌市がダムの必要性を訴え、小樽市も水道供給量を減らしたもののダムは必要であるとの認識を示した。[[2005年]]([[平成17年]])、北海道の諮問機関である「北海道公共事業評価委員会」は当別ダムについて長い間行われた建設可否の議論を纏め、規模縮小・建設費節減の努力を評価してダム建設は妥当であるとの結論を出した。これを受け北海道は凍結状態であったダム建設を継続させると表明し、2012年の完成に向けて建設を現在進めている。
 
[[Category:北海道のダム|とうへつ]]
{{architecture-stub}}