「審判 (タロット)」の版間の差分

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'''審判'''(しんぱん、''Judgement'')は、[[タロット]]の[[大アルカナ]]に属するカードの1枚。カード番号は「[[20]]」。
 
== カードの概要意味 ==
;正位置の意味
[[アーサー・エドワード・ウェイト]]の[[タロット図解]]における解説では「復活・位置の変化・更新・結果」を意味するとされる。また、[[カバラ]]に於ける[[ヘブライ文字]]の神秘的解釈と関連付けた解釈では、ヘブライ文字シン(ש)を介して[[西洋占星術]]上では「[[冥王星]]」([[天王星]]とする説もある)と結び付けられ、[[生命の樹]]に於けるホドとマルクトのセフィラを結合する経に関連付けられている。
:復活、結果、発展。
;逆位置の意味
:悔恨、行き詰まり、悪い報せ。
[[アーサー・エドワード・ウェイト]]の[[タロット図解]]における解説では「復活・位置の変化・更新・結果」を意味するとされる。
 
== カバラとの関係 ==
[[ヘブライ文字]]はシン(ש)、ただし複数の異説がある。「[[黄金の夜明け団]]」の説ではホドとマルクトのセフィラを結合する経に関連付けられている。
 
== 占星術との対応 ==
*星座:日本の[[辛島宜夫]]は「[[天蠍宮]]」としたがこれは[[メアリー・コーエン]]の説を踏襲したものである。他に[[処女宮]]、[[宝瓶宮]]、[[双魚宮]]の説がある。
*惑星:「[[黄金の夜明け団]]」の説では「火の元素」とされ星座も惑星も与えられていなかったが、[[ポール・フォスター・ケース]]は「[[冥王星]]」にさしかえた。他に[[月]]、[[水星]]、[[木星]]、[[土星]]の説がある。
 
=== 寓画意味解釈 ===
この場面は[[新約聖書]]の巻末・[[ヨハネの黙示録]]に由来するとされ、[[ラッパ]]を吹く[[天使]]は[[最後の審判]]に基づき、大天使[[ガブリエル]]をモチーフにしたとされる。
 
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地上に立つ3人の人物達は、この天使から逃れるどころか厳粛に受け入れている様である。この人物達の中心に立つ後ろ向きの人物は、今まさに甦った瞬間であると解釈される。しかし、この人物が[[男性]]なのか[[女性]]なのかは定かではない。わかるのは、この人物が若々しくエネルギーに満ち溢れている様子である事と、両脇の男女に復活を祝福されている事である。この人物は「[[吊るされた男]]」のように孤独でもなければ、「[[塔 (タロット)|塔]]」のように危機的状況に居るわけでも無い、まさに[[通過儀礼]]の儀式を遂げ、'''新たに生まれ変わった姿'''であると解釈される。また人物が「3人」であることから、'''地上における[[三位一体]]の完成'''を表すとされる。さらに、これに天使を加えることで天と地をつなぎ新たなる概念の誕生を表すとする説も存在し、天使の持つ旗に記される正十字をもって裏付けとしている。
 
;正位置の意味
:復活、結果、発展。
;逆位置の意味
:悔恨、行き詰まり、悪い報せ。
 
== 参考文献 ==