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'''宮宰'''(きゅうさい、{{Lang-la|Major Domus}} マヨル・ドムス、{{lang-en|Mayor of the Palace}})は、[[ヨーロッパ]]初期[[中世]]の職名ないし[[官職]]名。 [[ローマ帝国]]末期から[[民族移動時代|民族大移動]]に至る時期の[[ゲルマン民族|ゲルマン]]諸国家および[[諸侯]]の宮廷職の首位を占める職で、もともとは、[[王家]]や[[諸侯]]の私的な家事の管理者であった。この官職の性格としては、[[宮中伯]] ({{Lang|en|count palatine}}) に比せられることもある。
 
特に著名なのは、[[フランク王国]][[メロヴィング朝]]の宮宰で、王家の家政上の私事と公務の区別があいまいのまま、王領地の管理や王の側近の[[従士]]団の長を兼ねるようになり、メロヴィング朝後期の内乱時代において、王家の権限が弱まるとともに、王国の北東部を占める[[アウストラシア]]、北西部を占める[[ネウストリア]](ノイストリア)、南西部を占める[[ブルグント]]三分国の宮宰が国政面で王の代理として行政、裁判、戦争に参加する権能を持つようになった。
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[[Category:宮宰|*]]
[[Category:領主・貴族の称号]]
[[Category:政治史]]
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