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'''アウディ・S6'''(エスシックス)とは、[[ドイツ]]の自動車メーカー、[[アウディ]]が販売する[[アウディ・A6|A6]]のハイパフォーマンス仕様の車である。[[アウディ・S4|S4]]の上位、[[アウディ・S8|S8]]の下位に属するモデルである。現行モデルは2006年6月からデリバリーされた。
 
'''アウディ・S6'''(エスシックス)とは、[[ドイツ]]の自動車メーカー、[[アウディ]]が販売する[[アウディ・A6|A6]]のハイパフォーマンス仕様の車である。[[アウディ・S4|S4]]の上位、[[アウディ・S8|S8]]の下位に属するモデルである。現行モデルは、2006年6月からデリバリーされた。
 
== 概要 ==
[[1994年]]に、初代モデルが発売されてから、3代目を数える。S6は、アウディのアッパーミドルレンジモデル([[Eセグメント]])である、[[アウディ・A6|A6]]をベース車両に、専用のスポーツ[[サスペンション]]や大径[[ブレーキ]]ディスク、専用の[[エアロパーツ]]が装着されている。外観を見た感じではやや控えめになっているが、上記の面でA6とは大きく差別化が図られている。現在の3代目は、現在のアウディのシンボルであるシングルフレームグリルになっている。
 
== 歴史 ==
=== 初代(1994-1996年)C4系 ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
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| 後継=
}}
1994年、[[アウディ・100|100]]がA6に名称を変更したのにともなS4がS6へと名前を変えた。230馬力を発生する[[直列5気筒]][[DOHC]][[マルチバルブ|20バルブ]] 2.3L[[ターボチャージャー|ターボ]]を搭載する。これに組み合わされる[[トランスミッション]]は、4速[[オートマチックトランスミッション|AT]](本国には、5速[[マニュアルトランスミッション|MT]]仕様もあったが、日本にはない)。駆動方式はアウディ伝統のフルタイム[[四輪駆動|4WD]](クワトロ)である。ベースのA6に対してデザイン変更は控えめとしているものの、30mmのワイドボディ&ワイドタイヤ+16インチホイールを装着し、専用スポーツサスでローダウンフォルム(全高55mmダウン)としている。 日本においては左ハンドルのみの販売であった。
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=== 2代目(2000-2004年)C5系 ===
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| 車種=普通自動車
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2代目はA6同様に、アッパーミドルレンジの実用的なテクノロジーを曲線基調の官能的なフォルムで包みこんだベースのデザインを活かしながらも、トレッドの拡大に伴うワイド[[フェンダー (自動車)|フェンダー]]の装着、左右に振り分けられた[[マフラー (原動機)|マフラー]]位置の変更など、エレガントかつスポーティなスタイリッシュサルーンへと変貌を遂げている。
 
搭載エンジンは[[可変バルブ機構]]付きの4.2L [[V型8気筒]][[DOHC]]40バルブ。340ps340仏馬力/7,000rpm・42.8kgm/3,400rpmのパワー&[[トルク]]を発生する。駆動方式はもちろんクワトロシステムのフルタイム4WD。ミッションはステアリングでもシフト操作が可能なティプトロニック機構付きの5ATが組み合わされる。[[サスペンション]]はフロント/4リンク、リヤ/[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション|ダブルウイッシュボーン]]式。
 
インテリアにはスポーツサルーンらしく、本革の[[レカロ]]製スポーツシートや[[ステアリング]]が装着される。安全機能としてデュアル&ヘッドレベル&サイド[[エアバッグ]]、[[横滑り防止機構|ESP]]、EBD付き[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]、[[EDS]]、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準装備。盗難防止装置にイモビライザーが設定される。
 
[[2003年]]9月のマイナーチェンジ時には、アウディのプレミアムハイパフォーマンスモデルとなる[[アウディ・RS6|RS6]]と同じリヤスポイラーや、ステアリングにパドルシフトスイッチを装着し、魅力を増している。車両価格は、マイナーチェンジ前が880万円、マイナーチェンジ後は924万まで値上げされている。初代同様、日本においては左ハンドルのみの販売であった。
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=== 3代目(2006年-2011年)C6系 ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
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| 後継=
}}
[[2005年]]にA6がフルモデルチェンジしたのに伴い、S6も約1年遅れでフルモデルチェンジし、シングルフレームグリルに生まれ変わった。なお、本モデルより[[ステーションワゴン|ワゴン]]モデルである「アバント」も日本に正規輸入された(旧モデルまでは並行輸入のみだった)。3代目は、前モデルの4.2L V型8気筒から一新し、5.2L [[V型10気筒]]FSI([[直噴]])エンジンを搭載。このエンジンは、上位モデルである新型アウディS8に搭載されるユニットとほぼ同じもので、S6に合わせてチューニングをし、最高出力435ps435仏馬力/6,800rpm、最大トルク55.1kgm/3,000~4,000rpmで発生する。非対称/ダイナミックトルク配分の最新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステムとステアリングでもシフト操作が可能な6速AT(ティプトロニック)の組み合わせ。設定スポーツ[[サスペンション]]に、5アームウイングデザイン19インチ[[アルミホイール]]+265/35R19タイヤを装着。リヤビューカメラ付きAPS(アウディパーキングシステム)は、音とイラストによる警告に加えてMMI(マルチメディアインターフェイス)上に画像表示する。なお日本では本モデルより右ハンドル仕様も追加された。価格は前モデルに比べパフォーマンスアップがなされたことを受け、1,245万円(ワゴンは1,284万円)に上がった。
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=== 4代目 (2012年-) C7系 ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
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| 後継=
}}
[[2011年]]にA6のC6系が終わり、C7系のA6が発表され、そのS6は1年後に新型A6のスポーツグレードとしてS6が発表された。ボディタイプはセダンとステーションワゴンであるアバントの2種類が設定される。エンジンには4.0L[[V型8気筒]]が搭載され、先代5,.2L V型10気筒と比べると大幅に[[ダウンサイジングコンセプト|ダウンサイジング]]されている。最高出力は309kW(420ps420仏馬力)、最大トルク55,.0Nm/1,400-5,300rpmを発生させる。[[気筒休止エンジン|シリンダーオンデマンド]]と呼ばれる気筒休止システムを導入し、高速道路での走行時などで、気筒の半分を休止する機能を持っている。
[[2011年]]にA6のC6系が終わり、C7系のA6が発表され、その1年後にS6が発表された。
そのS6は新型A6のスポーツグレード。ボディタイプは、セダンとステーションワゴンのアバントの2種類が設定される。エンジンには4.0L[[V型8気筒]]が搭載され、先代5,2L V型10気筒と比べると大幅に[[ダウンサイジングコンセプト|ダウンサイジング]]されている。最高出力は309kW(420ps)、最大トルク55,0Nm/1,400-5,300rpmを発生させる。[[気筒休止エンジン|シリンダーオンデマンド]]と呼ばれる気筒休止システムを導入し、高速道路での走行時などで、気筒の半分を休止する機能を持っている。
 
さらに「Audi ultra」という軽量化技術を備えアルミニウム素材を採用。「アウディ・ドライブ・セレクト」という機能では、「コンフォート」、「ダイナミック」、「オート」、「インディビジュアル」、「エフィシェンシー」の5つの走行モードから選択することが可能である。
 
価格はセダンが1,180万円、ワゴンが1,210万円である。
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{{アウディ車両年表}}
{{自動車}}
{{デフォルトソート:あうていS6}}
 
[[category:アウディの車種|S6]]
[[Category:スポーツセダン]]
[[Category:スポーツワゴン]]
[[Category:四輪駆動車]]
 
[[ar:أودي أس6]]