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== 解剖所見(肛門含む) ==
直腸は他の大腸と同じく「[[粘膜]]」「[[筋層]]」「[[漿膜]]」の3層より構成される(下部直腸は腹腔外にあるため漿膜は存在しない)。大腸では[[消化作用]]は殆ど無く、水の吸収が主である。上皮は[[単層円柱上皮]]で覆われている。また、肛門の表面は機械的な刺激に強い{{仮リンク|重層扁平上皮|en|Stratified squamous epithelium}}で覆われている。肛門の真上では[[内輪筋]]が特に発達しており、[[内肛門括約筋]]を構成する。[[平滑筋]]で出来たこの括約筋のほかに、[[横紋筋]]で出来た[[外肛門括約筋]]がある。前者は反射的に、後者は意思に従って肛門を開閉する。直腸と肛門は解剖学的には上皮で区別されるが、外科学的には肛門括約筋より上部が直腸、下部が肛門管と解剖学的な区別より上位となっている。直腸は上部からRs(直腸S状部)、Ra、Rbの3つに分けられる。Rsは腸間膜を有するため、厳密にはS状結腸の一部であるが、本邦では一般的に直腸の一部として扱い,Rsに発生したがんを直腸がんと呼称する。これに対し,欧米ではRsに発生したがんはS状結腸がんと呼称する。RsとRaは第2[[仙椎]]下縁で、RaとRbは腹膜翻転部で区別される。(反転部、が一般的であるが正確には「翻転部」である。)これはアルファベット順のa,b,ではなく、腹膜飜転部より上か下か、すなわちaboveとbellowbelowの頭文字である。特にRaとRbの区分は重要であり、どちらに病巣があるかで、手術様式が変わってくる。注腸造影や[[内視鏡]]検査の際には、第2[[ヒューストン弁]]が腹膜反転部の部位とほぼ一致するため、病変の位置を知る大きな目安となる。
 
== 脚注 ==