「パキスタンの核実験 (1998年)」の版間の差分

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== 北朝鮮の核代理実験の疑惑 ==
5月30日に行われた核実験で使われた核爆弾は[[プルトニウム]]型であった。パキスタンは保有する核爆弾の全てが高濃縮[[ウラン]]型であると公言していた。一方、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の核開発はプルトニウム型である。また、パキスタンは北朝鮮から弾道ミサイル「[[ノドン]]」を購入しており、「ガウリ」という名前の弾道ミサイルになっている。軍事評論家の[[江畑謙介]]などがこうした事実により、5月30日の核実験は北朝鮮が保有する核爆弾の代理実験であったと主張している。
*2004年2月27日、ニューヨーク・タイムズ誌は「パキスタンの核実験の際、アメリカの偵察航空機が大気中のサンプルを採取し、当時のパキスタンの核開発にはまだ存在しないと考えられたプルトニウムを検出。これは北朝鮮由来のプルトニウム型原子爆弾を、パキスタン国内で爆破実験をした疑いがある」と報じた。<ref>http://www.nytimes.com/2004/02/27/international/asia/27NUKE.html?ex=1078462800&en=6ac34c60c5e5d2b9&ei=5062&partner=GOOGLE</ref>
*2012年5月17日、NHKはイギリス王立防衛安全保障研究所の研究員を招き、「北朝鮮 核実験強行の可能性とその戦略」という特集を組み、その中で米英の情報機関らは北朝鮮が1998年にパキスタンに代理核実験を依頼した可能性が高い、と認識していると報じている。<ref>http://www.nhk.or.jp/worldwave/marugoto/2012/05/0517m.html</ref>
 
江畑は2006年の核実験の時に「(北朝鮮は)核弾頭を持ったと看做さざるを得ない」と発言している。また、北朝鮮は[[2009年]][[5月25日]]に二度目の[[北朝鮮の核実験 (2009年)|核実験]]を行ったが、これに前後し、[[2009年]][[3月31日]]に、「[[日本]]を射程圏に収めるノドンに搭載可能なまでに核爆弾の小型化に成功したとの情報を米韓情報当局が得ている」という報道がなされた。<ref>http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090331/kor0903311035003-n1.htm</ref>日本を攻撃可能な核弾頭の保有数については諸説あるが、最大で20発前後保有しているという。