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{{Otheruses|接触分解|クラッキングのその他の用法|クラッキング}}
[[ファイル:Russian Cracking.jpg|220px|thumb| [[ウラジーミル・シューホフ|シューホフ]]の接触分解装置([[バクー]]、1934年)]]
'''接触分解'''(せっしょくぶんかい、catalytic cracking)とは、一般的には[[触媒]]の作用によって生ずる[[化学分解|分解]]化学反応のことである。'''クラッキング'''とも呼ばれる。ここでは石油精製においてを[[重油]]留分を触媒の作用によって分解し、低沸点の炭化水素に変換するプロセスについて述べる。粉末状の固体触媒を[[流動層]]状態で使用することから'''流動接触分解'''、'''FCC'''(Fluid Catalytic Cracking)とも呼ばれている。
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[[液化石油ガス|LPG]]、ガソリン、[[軽油]]、重油などの留分に分離される。
 
接触分解によって得られるガソリンは[[アルケン|オレフィン]]分に富み、レギュラーガソリン相当のオクタン価を持っている。一方、軽油留分は[[不飽和結合|不飽和]]成分があるため[[セタン価]]が低く[[ディーゼルエンジン]]の燃料には適さない。接触分解によるLPGには、原油蒸留によって得られるものと違って[[プロピレン]]、[[ブテン]]などの不飽和成分を含んでいる。特にプロピレンは、10%程度の対原料収率も実現可能であるので、接触分解は有力な[[石油化学]]原料製造プロセスと位置づけられるようになってきた{{要出典|date=2013年3月}}
 
{{DEFAULTSORT:せつしよくふんかい}}