「太田哲也」の版間の差分

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Xi-xi-chu (会話 | 投稿記録)
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これは、レース参加者が主催者側の不備について損害賠償を求めるという、過去にあまり例のない裁判として注目を集めた。裁判中では、通常レース参加に当たってドライバーが主催者に対して事前に提出(該当のレースにおける太田も同様)する「主催者や他の競技者らの責任を追及したり損害賠償を請求したりしない」という誓約書の有効性が争点の一つとなった。
 
[[2003年]]10月、[[東京地方裁判所]]は原告側の主張をほぼ認め、JAFを除く主催者に対し約9,000万円の損害賠償を支払うよう命じる決定をした。前記の誓約書の有効性については、「当該誓約書の内容は著しく不当・不公平で公序良俗に反するため無効」と判断された。(JAF(公認機構であるJAFに対しては責任関係が認められないとの事で請求は棄却された)被告であった主催者側は判決を不服として[[東京高等裁判所]]に控訴したが、[[2005年]]7月、主催側とテレビ局などが安全対策を怠ったとして1審の東京地裁判決の支払い命令の9,000万円を支払う事で和解が成立した。
 
この裁判を起こすにあたっては、応援する声があったのは勿論であるが、[[ジャーナリスト]]やレース関係者等の間から反対する声が多く、相当風当たりが強かったという。そのため、一時は仕事も殆ど無く、孤独感に苛まれたといわれている。