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'''百武 賢兼'''（ひゃくたけ ともかね、生年不詳 - [[天正]]12年[[3月24日 (旧暦)|3月24日]]（[[1584年]][[5月4日]]））は[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の[[武将]]。[[龍造寺氏]]家臣。[[戸田兼定]]（とだ かねさだ）の長子。弟は[[百武兼政]]（かねまさ）。'''兼道'''・'''兼通'''（ともに読みは「かねみち」）と経て'''賢兼'''となる。[[志摩国|志摩]]守。家紋は鏡之内桔梗。
== 家系・経歴 ==
[[本姓]]は[[源氏]]。旧姓は戸田（[[源義家]]の六男（七男とも）源義隆の孫・[[戸田信義]]を祖とする）といい、祖先は関東の士でのちに[[肥前]]に下向。父・兼定の代より龍造寺氏の家臣となる。しかし、[[少弐氏]]において台頭してきた龍造寺氏に不満を抱いた[[馬場頼周]]の姦計により、龍造寺一族は悉く討ち果たされ、兼定も[[龍造寺周家]]・[[龍造寺家泰|家泰]]・[[龍造寺頼純|頼純]]らとともに肥前国神埼郡の祇園原の地で戦死する。
兼定の子・兼道は[[龍造寺政家|龍造寺鎮賢]]（後の
[[1584年]]の[[沖田畷の戦い]]にて主君・隆信と共に討死した。[[戒名|法名]]は明光明因永居士。
== 死後・子孫 ==
賢兼の死後、弟・[[百武兼政|兼政]]（かねまさ）が本家の跡を継き、龍造寺没落後は代々[[鍋島家]]の重臣として仕えた。賢兼の家督は、養子の[[百武茂兼]]（しげかね、[[石井賢次]]の二男、[[鍋島勝茂]]従兄）が継いでいる。これは[[佐賀藩]]において龍造寺家から鍋島家へ政権移行される過程で生じた、鍋島勝茂の家臣団整理の一策である。
子孫には第11代佐賀藩主・[[鍋島直大]]の御相手役で、後に外務書記官・[[農商務省 (日本)|農商務省]]役人となり日本洋画の先駆者として評価される[[百武兼行]]や、[[満州事変]]の際に臨時派遣第1戦車隊を率いた[[百武俊吉]]などがいる。
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