「ロンド・ファン・フラーンデレン」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
2013年の優勝者を追加。 |
編集の要約なし |
||
19行目:
| 直近優勝者 = {{flagicon|SUI}} [[ファビアン・カンチェラーラ]](2013年)
}}
'''ロンド・ファン・フラーンデレン'''('''{{lang-nl-short|Ronde van Vlaanderen}}''')とは、自転車プロ[[ロードレース (自転車競技)|ロードレース]]の一つ
[[ロードレース (自転車競技)|ロードレース]]人気の高い[[ベルギー]]でも特に熱心なファンが多いとされる[[フランデレン地域]]
==概要==
「[[クラシック (ロードレース)#モニュメント|モニュメント]]」の一つに数えられるだけでなく、[[パリ~ルーベ]]と並んで[[クラシック (ロードレース)|クラシックレース]]の頂点として存在しており、「北のクラシック」開幕戦として
しかしレース内容は、勝利の栄誉に比例するようにきわめて過酷である。250kmを超える長距離<ref>近年、ステージレースでは1日の走行距離は概ね200km未満であり、200kmを超えるようなステージは上りらしい上りのない平坦ステージとなることが多い</ref>に加え、後半からは石畳の急坂が連続して登場し、厳しい勾配や段差による振動で選手たちを苦しめる。さらにこの季節の[[フランデレン地域]]に特有な、めまぐるしく変わる天気によって、しばしば氷雨や強風が選手たちに襲い掛かり、レース展開を予想もつかない方向に狂わせる。
▲そのため幼い頃から石畳の上を走る体験をしているベルギー人に有利なレースとされており、事実2011年までの95回大会のうちベルギー人の優勝は67回を数えている。
==レースの特徴==
===ミュール===
[[Image:Geraardsbergen_-_Muur_2.jpg|thumb|300px|ヘラールズベル
本レース最大の特徴は「ミュール
そのためミュールを集団で通過している際に転倒やメカトラブルなどのアクシデントが起きたことが原因で、そこを先頭とした渋滞が発生してしまい、選手が自転車から降りて坂を登る羽目に陥っている光景が毎年のように見られる<ref>これだけの勾配となると、勢いがある状態なら駆け上がることもできるが、いったん自転車から降りてしまうと、再発進しようとペダルを踏んでも前輪が浮き上がってしまう。</ref>。
===位置取り争い===
前述のようにミュールではアクシデントによる渋滞がしばしば発生する。これに巻き込まれてしまえば、どれほど有力な選手でも渋滞が解消するまでに先頭を走る選手に大きくタイム差をつけられてしまう。そうなれば追撃に余計な体力を使わなくてはならず不利になるうえ、最悪の場合、余力があっても勝機を逃してしまう可能性もあり、ミュールにはなるべく
そのためミュールの手前では、なるべく前方の有利な位置を確保しようとペースアップやアタックがしばしば発生し、集団が分裂することが繰り返されて人数が絞り込まれていく。
|