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現実には[[レイノルズ数]]や[[マッハ数]]によって理想的な翼型は異なる。前述の「一般的な翼型」は、一般的な[[航空機]]において最もよく使われる速度領域、つまり亜音速領域(マッハ数 M < 0.8 程度)においてのレイノルズ数(Re > 10<sup>6</sup>程度)の範囲に適した翼型と言える。
 
レイノルズ数がきわめて低い昆虫の飛行領域では、翼は薄ければ薄いほど、そして反りとギザギザがついた形状が優れた翼型と言える<ref>[http://www.nagare.or.jp/download/noauth.html?d=21-4-t01.pdf&dir=69 河内啓二『揚力と抗力』]、東昭『生物の飛行』ほか、前者において、河内啓二は、苦労して得た解析結果を、恩師の東昭に報告したところ、一言で当然と指摘された旨記している。</ref>。レイノルズ数は粘性と慣性力の比を示した数値であるため、空気なら空気、水なら水、と流体が同じ場合、大きくなれば慣性力、小さくなれば粘性の影響が大きくなる事を示す<ref name="azuma">東昭『生物の飛行』、日本航空機操縦士協会での講演録[http://www.japa.or.jp/learning/lecture/soukai1.pdf 空を飛ぶ生き物]</ref>。粘性の影響が大きい昆虫の翅の先端は空気を切り裂くため、(より<、さらに-のような形状が適している。また、レイノルズ数が大きい場合、翼型が\のような形状では、先端のすぐ後ろに慣性力による流れの剥離が起こるが、レイノルズ数が小さい場合は、粘性により流体がへばりつき、剥離は起こらない
 
衝撃波による造波抵抗が生じる超音速の領域においては前縁がとがっているレンズ翼やダイヤモンド翼の方が有利であることがわかっている。