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===創世記の記述===
『創世記』では、エノクという名前は二度現れる。
『創世記』では、エノクという名前は二度現れる。初めは4章17節であり、[[カイン]]の子としてその名が記される。カインは建てていた町に彼にちなんでエノクとつけたという。二度目は5章21節から24節である。その箇所によれば[[ヤレド]]の子であるエノクは、65歳で[[メトシェラ]]をもうけ、365年生きたあと、「エノクはエロヒム(神と訳される)と共にあゆみ、エロヒムが連れて行ったのでいなくなった」(24節)という。このエノクは[[ノア (聖書)|ノア]]の曽祖父にあたる。エノクは『創世記』のこの部分のみにしか現れないが、死についての記述がなく「エロヒムが連れて行った」という表現がされていることから以後の人々に好んで取り上げられることになった。
 
初めは4章17節であり、[[カイン]]の子としてその名が記される。カインは建てていた町に彼にちなんでエノクとつけたという。
 
『創世記』では、エノクという名前は二度現れる。初めは4章17節であり、[[カイン]]の子としてその名が記される。カインは建てていた町に彼にちなんでエノクとつけたという。二度目は5章21節から24節である。その箇所によれば[[ヤレド]]の子であるエノクは、65歳で[[メトシェラ]]をもうけ、365年生きたあと、「エノクはエロヒム(神と訳される)と共にあゆみ、エロヒムが連れて行ったのでいなくなった」(24節)という。このエノクは[[ノア (聖書)|ノア]]の曽祖父にあたる。エノクは『創世記』のこの部分のみにしか現れないが、死についての記述がなく「エロヒムが連れて行った」という表現がされていることから以後の人々に好んで取り上げられることになった。
 
===エノク書の記述===