「薄熙来事件」の版間の差分

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薄熙来2013年3月25日 (月) 11:27‎(UTC)からの一部移転
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==事件==
===英国実業家殺害事件===
2011年11月、薄一族が懇意にしていた英国実業家(当時41歳)が重慶市のホテルの一室で死体となって発見された。この事件は当初、急性アルコール中毒による事故死として処理され、検分もされないまま火葬されていた。しかし、英国実業家はを全く飲まなか家だったため疑問、殺人疑惑急浮上した<ref name="tt1">[http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/9166700/Britain-asks-China-to-probe-death-of-UK-citizen-in-Bo-Xilais-Chongqing.html Britain asks China to probe death of UK citizen in Bo Xilai's Chongqing] [[telegraph.co.uk]] 26 Mar 2012</ref>。英国実業家は大連市長や遼寧省長を歴任中に知り合った薄一家と懇意でったことから、イギリスは中国に事件の全容解明を要請した。そのため、重慶市公安局は英国実業家事件の再捜査にあたることになった。
 
その後の再調査で、2011年[[11月15日]]に薄熙来の妻である谷開来は薄熙来の生活秘書と共謀し、薄熙来の生活秘書が英国実業家に青酸カリを飲ませて殺害させていたことが明らかになった。英国実業家は薄一族の不正蓄財した資産を海外移転する役割を担っていたが、谷開来が英国実業家と諍いを起こしたことが殺害のきっかけとなった。
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2012年[[9月24日]]、王立軍に国家反逆罪、職権乱用罪、収賄罪、捜査技術違法使用罪等で懲役15年が言い渡された。
 
薄熙来自身は2012年2月の王立軍事件発覚後も暫くは政治的地位を保っており、3月に重慶市代表を率いて全人代に出席し、記者会見に応じている。しかし、その直後から共産党によって事実上の軟禁状態にされ、[[3月15日]]に重大な党規律違反があるとして重慶市共産党委員会書記を解任され<ref>「[http://mainichi.jp/select/world/news/20120315dde001030010000c.html 中国:共産党、重慶市トップ・薄熙来氏を解任 指導部入り絶望か] 」『[[毎日新聞]]』2012年3月15日付記事。</ref>、その前後から共産党によって事実上の軟禁状態にされた。また、[[4月10日]]に中国共産党中央政治局も解任・中央委員の職務が停止され、[[9月28日]]に中国共産党党籍を剥奪され<ref>{{Cite news|url=http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120928-OYT1T01152.htm|title=中国、薄煕来氏の刑事訴追決定…党籍・公職剥奪|work=YOMIURI ONLINE|newspaper=[[読売新聞]]|date=2012-09-28|accessdate=2012-09-29}}</ref>、[[10月26日]]に全国人民代表会議代表資格も取り消された。全<ref>「[http://sankei.jp.msn.com/world/news/121026/chn12102614320004-n1.htm 中、薄氏の全表会議代表資格取り消 党大会前にも起訴]」『[[産経新聞]]』2012年10月26日付記事(2012年12月17日閲覧)。</ref>。全ての特権を奪わ公職された薄熙来には妻が関与した殺害事件に絡んだ職権乱用、収賄、女性との不適切な交際などで刑事訴追の対象となる見込みが報じられている。
 
また、薄熙来の兄は2012年[[4月25日]]に大企業幹部を辞任した。
 
==その他==
*王立軍事件から1ヶ月後の[[2012年]][[3月14日]]に[[国務院総理]]の[[温家宝]]は全人代閉幕後の記者会見で薄熙来の「唱紅・打黒」運動を文化大革命になぞらえて批判した。
*薄熙来失脚劇を取材するために[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[新聞]][[ウォール・ストリート・ジャーナル]]が、中国の高官などに接待攻勢を繰り返していたとして、[[アメリカ合衆国司法省|アメリカ司法省]]から告発されている<ref>{{cite news |title=中国に米紙が賄賂? 米当局捜査、取材牽制狙い告発か |newspaper=[[朝日新聞]] |date=2013-3-18 |url=http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201303180123.html |accessdate=2013-3-18}}</ref>。
 
==脚注==
<references/>
 
==関連書籍==