「御座船」の版間の差分

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== 概略 ==
その型は時代や用途によってことなる。[[屋形]](上部構造物)だけでも数種あるが、そうじて中倉を屋形とし、これを上段といって、その後を次之間、その後倉を舳屋根といい、またその後に出屋根というものがあり、その上に[[太鼓]]楼がある。上段の前倉を床几といい、その前に表出屋根、その下に小床几、左右に旅屋根がある。
 
天皇の御座船は[[茅葺|茅萱葺き]]で、[[千木]]・[[鰹木]]を上せる。将軍の御座船は[[檜皮葺|檜皮葺き]]で[[鯱]]を上せる。そのほかのものは栃葺きで箱棟鬼板があり、[[唐破風]]、てり破風、むくり破風、あるいは[[入母屋造]]、横棟造で、上屋形があり、また左右の高欄胴舟梁まであるのがふつうであった。