「シェパーズ・ブッシュ」の版間の差分
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ウェストフィールド・ロンドンのショッピングセンター建設にともなって、この地区には新たに2つの交通ハブ(ターミナル)が設けられた。「ノーザン・インターチェンジ」は、[[セントラル線]]の[[ホワイト・シティー駅]]と[[ハマースミス&シティー線]]の[[ウッド・レーン駅]]を新しいバス乗り場で結びつけたものである。この2駅は、歩いてすぐの距離にある。
「サザン・インターチェンジ」は、再開発された[[セントラル線]]の[[シェパーズ・ブッシュ駅 (ロンドン地下鉄)|シェパーズ・ブッシュ駅]]と
シェパーズ・ブッシュは、[[アクトン (ロンドン)|アクトン]] ([[:en:Acton, London|Acton]])、[[イーリング]] ([[:en:Ealing|Ealing]])、[[サウソール]] ([[:en:Southall|Southall]]) を経由して{{仮リンク|アックスブリッジ|en|Uxbridge}}に至る、道路上を走る[[ライトレール]]として構想された{{仮リンク|ウェスト・ロンドン・トラム|en|West London Tram}}のターミナル(終点)となるはずだった。しかし、この計画は、バス輸送の増強と[[クロスレール]]の拡張の方が優先されるべきであるという判断から、[[2007年]]に撤回された<ref name="tramcancelled">{{cite web
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1960年代に人気を博した[[イギリス]]の[[シチュエーション・コメディ]]『''[[:en:Steptoe and Son|Steptoe & Son]]''』の舞台は、シェパーズ・ブッシュにあるとされた架空の街路オイル・ドラム・レーン(Oil Drum Lane:「ドラム缶通り」の意)24番地<!--「26番地」とする記述もネット上には見える。http://www.funtrivia.com/en/Television/Steptoe-and-Son-11205.html-->と設定されていた。
BBCは、かつては数多くの事務所をシェパーズ・ブッシュに構えていたが、その大部分は廃止ないし移転してなくなった。かつての[[ゴーモン・ブリティッシュ]]やゲインズボロ映画 (Gainsborough Pictures) の映画スタジオ跡にあった
{{仮リンク|ブッシュ劇場|en|Bush Theatre}}は、世界的知られた新作戯曲を上演する劇場である<ref>{{cite web|url=http://www.bushtheatre.co.uk/about/|title=about the bush|publisher=The Bush Theatre|accessdate=2012-04-22}}</ref>。シェパーズ・ブッシュ・グリーンに面した位置にあり、様々な背景をもつ新たな劇作家を見出し、育て、その作品を最高水準で上演すること劇場として、国際的にも高い評価を得ている。ブッシュ劇場は、最も優れた新しい劇作家たちを育てる揺籃と広く評されており、ここから出発した者の多くは、娯楽産業の業界で地位を確立した後も、しばしばこのウェスト・ロンドンの拠点へと戻ってくる。
[[1903年]]に建てられた
アックスブリッジ・ロード310番地にあるブッシュ・ホール (Bush Hall) は、[[1905年]]に[[ダンスホール]]として建てられた、やや小規模な施設である<ref>{{cite web|url=http://www.londontown.com/LondonInformation/Entertainment/Bush_Hall/0c5c/|title=Bush Hall|publisher=LondonTown.com|accessdate=2012-04-22}}</ref>。ここに出演する大部分は小規模なアコースティック系の「これから世に出て行く」ミュージシャンたちであるが、[[R.E.M.]]、[[シザー・シスターズ]]、{{仮リンク|ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズ|en|Nick Cave and the Bad Seeds}}([[ニック・ケイヴ]])といった有名どころも、ファン・クラブのイベントなどをここで開催している。
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さらに小規模なギングリック (Ginglik) は、[[ヴィクトリア朝]]から[[エドワード7世 (イギリス王)|エドワード朝]]にかけて[[公衆便所]]が設けられていたシェパーズ・ブッシュ・グリーンの地下空間にある<ref>この地下空間については、公式サイト内の記述でも、ヴィクトリア朝のものとする記述({{cite web|url=http://www.ginglik.co.uk/?page_id=150|title=Contact|publisher=Ginglik|accessdate=2012-04-22}})と、エドワード朝とする記述({{cite web|url=http://www.ginglik.co.uk/?page_id=2|title=About|publisher=Ginglik|accessdate=2012-04-22}})が混在している。</ref>。ここでは、バンドやDJ、あるいは、{{仮リンク|ジミー・カー|en|Jimmy Carr}}、{{仮リンク|アル・マレー|en|Al Murray}}、{{仮リンク|ジェリー・サドウィッツ|en|Jerry Sadowitz}}などのコメディアンなどをフィーチャーしたイベントが開かれている。[[2008年]]には、近い将来に閉鎖されると発表されたが、その後も営業は続けられている。
シェパーズ・ブッシュ・グリーンの西端にある、
シェパーズ・ブッシュから世に出た[[ロック (音楽)|ロック]]・グループもある。[[ザ・フー]]の作品は、1960年代から1970年代にかけてのシェパーズ・ブッシュの若者文化が染み込んでいる。伝説的な[[パンク]]・バンドである[[セックス・ピストルズ]]は、ギターの[[スティーヴ・ジョーンズ]]がシェパーズ・ブッシュ生まれ、ドラムの[[ポール・クック]]がシェパーズ・ブッシュ育ちであった。ふたりはシェパーズ・ブッシュのクリストファー・レン中学校 (Christopher Wren Secondary School) で知り合った<ref>{{cite web|url=http://www.sexpistolsofficial.com/biography/paul-cook|title=Paul Cook Biography|publisher=Sex Pistols Residuals|accessdate=2012-04-22}}</ref>。[[ザ・クラッシュ]]の初期作品にも、シェパーズ・ブッシュや{{仮リンク|ウェストウェイ|en|Westway (London)}}の文化が染み込んでいる。 [[ザ・リバティーンズ]]や [[ベイビーシャンブルズ]]でフロントマンを務めた[[ピート・ドハーティ]]は、16歳のときにシェパーズ・ブッシュに引っ越してきた。1980年代のバンド[[ビッグ・カントリー]]などで活躍したベーシストの[[トニー・バトラー]]は、シェパーズ・ブッシュ生まれである。[[ブッシュ (バンド)|ブッシュ]]や[[シンポジウム (バンド)|シンポジウム]] ([[:en:Symposium (band)|Symposium]]) も、シェパーズ・ブッシュ出身のバンドであり、前者の名は地名に由来するものである。
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