「琵琶湖疏水」の版間の差分

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トンネル内壁の補修、水路のコンクリート化、漏水部分の補修などは継続的になされている。最近では[[2008年]]に、水路閣の橋台の[[煉瓦]]部分の亀裂が発見、緊急に防護工事を実施する事が決まった。<ref>老朽化や過去の[[地震]]の影響と見られる。倒壊の危険性も判明したため、[[7月31日]]から[[8月8日]]にかけ、緊急の防護工事を実施[http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080729/trd0807292205010-n1.htm 国の史跡「水路閣」倒壊防止へ緊急工事 京都市] 産経新聞 2008年7月29日</ref>。
 
[[1990年代]]に、京都市が3本目の疎水にあたる「第2疏水連絡トンネル」の建設に着手したが、疏水の滋賀県側トンネル口上部に敷地がある[[園城寺]](三井寺側が「[[地下水]]脈が枯れる恐れがある」などとして訴訟を起こした。三井寺は敗訴を繰り返したが、その都度、訴訟理由を変更して訴え続け、訴訟は約20年にも及んだ。最終的に[[2013年]][[4月]]に[[大阪高等裁判所|大阪高裁]]で、地上部分の所有権が三井寺側にあると認める一方、疏水の上下5m部分の所有権を京都市側にあると認め、さらに京都市は、疏水の維持管理のため地上部分を無償で使用して良いとの内容で和解が成立した<ref>[http://mainichi.jp/select/news/20130418k0000e040259000c.html 琵琶湖疏水訴訟:三井寺と京都市が和解 紛争20年やっと] 毎日新聞 2013年4月18日</ref>。
 
同じ区間の距離が時代によって異なるのは、起点・終点・基線の変化、移管、経路変更などが考えられる。