「ジャカード織機」の版間の差分

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穴の有無に従って上下する金属針とシャフトを連動させてシャフトを個別に上下させ、穴によって指示された経糸だけを引き上げて横糸を通し、[[織組織|カードのパターン]]通りの模様を織る。それまで複雑な模様の布を織ることは非常に手間がかかったが、模様に対応したパンチカードによって織機の糸の上げ下ろしを制御することで、格段に簡単になった。初めは人力を用いたが、19世紀半ばに[[蒸気機関]]を用いた力織機に応用された。
 
しかしジャカード織機は操作が複雑すぎたため、約40年後により操作が簡単な[[ドビー織機]]が発明され、簡単なパターンの模様の場合はドビー織機が使われるようになった。現在は複雑な模様の織物をジャカード織、連続した模様やストライプなどの簡単な模様(ドビー柄)の織物をドビー織と呼んでいるが、近年ではどちらのタイプの布でもコンピュータ化された電子ジャカードで織られていることが多い。
 
ジャカード織機はパンチカードを用いて制御を行った[[機械]]である。この方式は、カードを入れ替えることで布の模様、すなわち織機の操作パターンを簡単に変えられることから、その後[[計算機]]や集計器([[タビュレーティングマシン]])に応用されることになり、[[コンピュータ]]の歴史の上でも重要な発明である。まず19世紀半ばに[[チャールズ・バベッジ]]が[[解析機関]]の[[プログラミング (コンピュータ)|プログラミング]]への利用を試みた。解析機関は実用化されなかったが、後にパンチカードによる[[タビュレーティングマシン]]への入力が実用化され、さらに後にコンピュータへの入力方式として20世紀後半まで広く用いられた。