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2013年5月2日 (木) 15:03時点における版
経歴
京都府北桑田郡山国(現在の京都市右京区)の生まれ。東京日本橋の呉服問屋で丁稚修行をした後、1939年、3代目三遊亭金馬の内弟子となり、山遊亭金太郎を名乗る。入門当初は金馬が東宝専属であったため、寄席の定席には出られず、主に東宝名人会で前座を務めていた。戦時中に召集を受け、1945年に復員。1951年、定席の高座に出るために金馬の口利きで2代目桂小文治の身内となる。1958年9月、8代目桂文楽の好意で2代目桂小南を襲名して真打となる。落語芸術協会所属。出囃子は『野崎』。
京都の訛りが抜けず伸び悩んでいたところ、3代目三遊亭金馬より上方噺に転向するように言われ、これまで習得した江戸噺を封印[1]。以降、富貴、戎橋松竹などに出かけては、ヘタリ(囃子方)を勤める傍ら、上方の若手(3代目桂米朝・3代目桂春團治・6代目笑福亭松鶴・5代目桂文枝ら)に混じって、古老落語家より上方噺を教わった。中には稽古を付けた橘ノ圓都が自信を取り戻し、高座に復帰した例もあった。
独特な口調は「小南落語」とも言われた。芸に厳しく、終生稽古の鬼と呼ばれた。1969年には文化庁芸術祭大賞、1968年と1981年には文化庁芸術祭奨励賞、1989年には芸術選奨文部大臣賞を受賞した。
得意ネタ
得意ネタは200を超える、
CBSソニーからLPレコードが残されている。
エピソード
著書
- 落語案内 立風書房 1982.6
- 桂小南集 東大落語会編 青蛙房 1972
- おもしろ落語ランド 1-3 ひこねのりお絵 金の星社 1987.5
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『落語のいき 第2巻 食と旅噺編』小学館〈小学館DVD BOOK〉、2009年3月。ISBN 978-4-09-480382-2。
- 『古今東西落語家事典』(平凡社、1989年)
- 『上方落語ノート』(桂米朝著、青蛙房、1978年)
- 『続・上方落語ノート』(桂米朝著、青蛙房、1985年)
- 『落語案内 楽屋への招待』(桂小南著、立風書房、1982年)