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'''厳原港'''（いづはらこう）は[[長崎県]]の[[対馬]]南東岸（[[対馬市]]）に位置する[[港湾]]。対馬の中心的な役割を持つ港で、[[昭和26年]]に[[重要港湾]]に指定。[[国道382号]]の対馬島内陸上区間の終点であり、対馬～壱岐の海上区間の起点でもある。
==概要==
[[リアス式海岸]]の入り江地形を利用した港湾で、東向きの湾口から北々西方向にのびる入り江にある厳原地区と、厳原地区の入り江から分岐して南西方向にのびる入り江にある久田地区から為る。
両地区の間の海岸は断崖となっており、港湾施設は置かれていない。このため両地区を結ぶ道路は山腹を走る、カーブが多い一車線道路のみであり、陸路での地区間の連絡はやや不便である。また、厳原地区のすぐ北側に[[対馬市]]の中心市街地があることから、旅客[[ターミナル]]など主要な施設はほとんど厳原地区に集中している。
なお、現在両地区の間の海岸を埋め立てて臨港
歴史的には古来から[[朝鮮半島]]との交易港として栄えてきた。[[江戸時代]]の[[鎖国]]期にも[[江戸幕府]]公認の朝鮮交易港として、同時に[[朝鮮通信使]]の中継港として大きな役割を果たした。また江戸時代には、[[対馬府中藩]]の[[城下町]]である府中（現在の厳原）に隣接しているため藩船停泊地となっており、久田地区にお船江（[[#名所など|後述]]）という藩船専用の船着き場が置かれた。
[[第二次世界大戦]]直後には大陸からの引き揚げ者の中継港となり、港は引き揚げ者であふれていたという。そのような状況の中、[[1945年]]には行方不明者800名以上ともいわれる大惨事になった
==施設==
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*-5.5m岸壁 ×4[[バース]]
*-5mフェリー岸壁 ×1バース
このほか、大型[[貨物船]]（RORO船）に対応した-7.5m岸壁 ×1バースを厳原地区に整備中で、[[2009年|平成21年]]に供用開始予定。
==航路==
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