「キングフィッシャー航空」の版間の差分

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=== 経営不振 ===
近年同社は経営不振が続き、[[2011年]]7 - 9月期の決算では46.8億[[ルピー]](約70億円)の赤字を計上するなど、資金繰りに窮する状況に追い込まれている。同年11月には不採算路線を中心に約200便(同社運航便の半分弱)の運行休止に踏み切ったほか、[[2012年]]1月にはKingfisher Redの営業を休止<ref>[http://www.jcer.or.jp/international/insideindia20111129.html 第20回 失速するインド航空業界―行政の不手際も健全経営を阻害(11年11月29日)] - 山田剛のINSIDE INDIA</ref>。また2011年10月には傘下の[[フォーミュラ1|F1]]チームである[[フォース・インディア]]の株式の一部を売却している。
 
しかし経営状況は低迷が続いており、2012年2月には再び大規模な運行休止に追い込まれているほか、[[ワンワールド]]への正式加盟も延期する事態となっている<ref>[http://flyteam.jp/news/article/8123 キングフィッシャー、再び欠航便が発生-ムンバイ発着便などで] - FlyTeam・2012年2月20日</ref>。3月に入ると
、7日に[[国際航空運送協会]](IATA)が同社便の航空券の発券停止を発表<ref>[http://flyteam.jp/news/article/8818 キングフィッシャー、給油再開もIATAが航空券の発券を止める] - FlyTeam・2012年3月8日</ref>、21日には同月25日より国際線の運行を全面的に停止すると伝えられ<ref>[http://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific_business/view/1190293/1/.html Kingfisher Airlines to stop all international flights from March 25] - channelnewsasia.com・2012年3月21日</ref>、24日には欠航便の航空券の払い戻しが困難になったと報じられる<ref>[http://www.thehindubusinessline.com/industry-and-economy/logistics/article3220537.ece?ref=wl_industry-and-economy Now, refund problems for Kingfisher fliers] - The Hindu Business Line・2012年3月24日</ref>。
 
以後も従業員に対する給料の未払いが続いたため、同年10月1日より一部の従業員が[[ストライキ]]に突入。これに対し会社側は従業員の[[ロックアウト]]を行った結果、国内線も含めた全便の運行がストップした<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/121008/bsk1210080504001-n1.htm 運休長期化、事業許可剥奪も 印キングフィッシャー航空、スト続く] - SankeiBiz・2012年10月8日</ref>。ロックアウト中の労使交渉も妥結には至らず運行再開の目処が立たない状況が続いた挙句結局同年10月20日にインド航空当局より営業免許停止処分を受けるに至り<ref>[http://www.flykingfisher.com/media-center/press-releases/statement-from-kfa--mumbai-october-20th-2012.aspx Kingfisher Clarifies on DGCA License Suspension Order] - キングフィッシャー航空公式サイトより</ref>、事業再開が極めて厳しい状況となっている。
 
その後、従業員との協議は妥結したものの、航空機リース会社や、空港等への支払い滞りなどを巡り、インド航空当局がキングフィッシャー航空の資金計画に疑問を呈していたため、運航再開がさらに延期され、キングフィッシャー航空は、親会社のユナイテッド・ブリュワリーズなどのUBグループにより資金が提供されるとしていたが、インド当局はこれを認めず、ついに運航許可更新の期限が切れてしまった。2012年から2年間は、運航許可を再取得することが可能なため、[[2012年]][[12月31日]]付けで、運航許可を再申請したことを発表した<ref>[http://www.flykingfisher.com/media-center/press-releases/statement-from-kfa--mumbai-december-31st-2012.aspx</ref>。
 
[[インターナショナル・リース・ファイナンス]](ILFC)は、以前からキングフィッシャー航空に対し、リース料が支払われていない状態のリース機の返還を求めていたが、インド政府により返還が引き止められていた。しかし、インド・デリー[[高等裁判所]]での[[2013年]][[3月15日]]付けの[[判決]]を元に、[[エアバスA321]]を1機、2013年[[3月25日]]に取り戻す事ができたと発表した<ref>{{PDFlink|[http://www.ilfc.com/resources/press_releases/ILFC_Succeeds_In_Working_With_Indian_Authorities__3_25_2013.pdf/ILFC - India’s High Court Supports Departure of ILFC’s First Aircraft.pdf]}}</ref>。
 
キングフィッシャー航空は、運航を再開する予定があると発表しているものの、2013年5月現在も、運航再開されていない。一時期は、インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)、{{仮リンク|AerCap|en|AerCap}}、[[BOCアビエーション]]、[[アビエーション・キャピタル・グループ]][http://www.airlinelab.com/airline/detail/Aviation-Capital-Group/](ACG)、{{仮リンク|AWAS|en|AWAS (company)}}などの航空機リース会社から、ピーク時には、およそ60機をリースしていた。しかし、運航開始間もない航空会社は黒字化になりにくい点や、インドでは他国と異なり、貸し手の権利が[[担保]]されておらず、[[機体記号]]登録を削除されたキングフィッシャー航空へのリース機材や、[[エンジン]]が機体から外され、そのエンジンが[[盗難]]にあったか、または破損しているなどの報道もあったリース機を取り戻すために、リース会社は多大なる苦労を負っている[http://www.fitchratings.com/gws/en/fitchwire/fitchwirearticle/Lessons-Emerge-for?pr_id=789311&cm_sp=homepage-_-FitchWire-_-%20Lessons%20Emerge%20for%20Aircraft%20Lessors%20in%20Kingfisher%20Dispute][http://flyteam.jp/airline/kingfisher-airlines/news/article/21900]。
 
== 路線 ==