「イランの核開発問題」の版間の差分

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{{Main|イランの核開発計画}}
* [[1970年]] - [[核拡散防止条約]] (NPT) に発足当初から加盟。
* [[1980年代]] - [[酸化ウラン(IV)|二酸化ウラン]]や[[六フッ化ウラン]]を入手し、[[遠心分離器]]の実験やレーザー濃縮実験を実施。
* [[1990年代]] - [[テヘラン]]の核関連施設における実験で、少量の[[プルトニウム]]の抽出に成功したという。
* [[2003年]] - IAEA定例理事会にて、イランに対する非難決議案を全会一致で採択。
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* [[2010年]][[2月9日]] - ウラン濃縮開始<ref>{{cite news|url=http://mainichi.jp/select/world/news/20100210k0000m030074000c.html|title=イラン:ウラン濃縮を開始 制裁への流れに抵抗|newspaper=毎日新聞|date=2010-02-09|accssesdate=2010-02-09}}</ref>。オバマ米大統領は、イランがウランの濃縮度を20%に高める工程を開始したことについて、この活動を続けるなら「次の措置は制裁だ」と警告した<ref>{{cite news|url=http://www.asahi.com/international/update/0210/TKY201002100107.html|title=イラン核問題、米大統領が「制裁体制つくっていく」|newspaper=朝日新聞|date=2010-02-10}}</ref>。
* [[2010年]][[2月14日]]、[[トルコ]]のエルドア首相は、[[カタール]]の首都[[ドーハ]]で記者会見し、[[イラン]]の[[低濃縮ウラン]]を[[フランス]]・[[ロシア]]で加工した核燃料と交換する候補地としてトルコが挙がっていることについて、支持することを表明した<ref>{{cite news |title=自国でのウラン交換を支持=トルコ首相 |newspaper=時事通信 |date= 2010-02-15|url=http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20100215054245-8954396 |accessdate=2011-07-19}}</ref>。
* [[2010年]][[2月16日]]、アハマディネジャド大統領は(イラン)、既に開始した核燃料生産のためのウラン高濃縮作業について、西側諸国が核燃料を提供するならば、停止する可能性のあることを記者会見で述べた。また、国際原子力機関 (IAEA) のイランの低濃縮ウランを国外に移す案に対して、低濃縮ウランと核燃料を同時に交換する方式なら受け入れる可能性を強調した。さらに、同大統領は、制裁強化に関しては「後悔させるような対抗措置をとる」と警告した<ref>{{cite news |title=イラン大統領、「核燃料を提供なら高濃縮ウラン製造中止も」 |newspaper=サーチナ |date= 2010-02-17|url=http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0217&f=politics_0217_010.shtml}}</ref>。
* [[2010年]][[2月17日]] - 「イランが核弾頭を開発中」とIAEAが報告書草案にまとめる<ref>{{cite news|url=http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002190008.html|title=イランが核弾頭を開発か IAEA報告書|publisher=CNN.co.jp|date=2010-02-19|accessdate=2010-02-19}}</ref>。
* [[2010年]][[5月17日]] - [[トルコ]]、[[ブラジル]]の仲介で、イランが保有する濃縮ウラン1.2トンをトルコに搬出し、外国が提供する製品加工されたウラン燃料と交換することで合意した。ただ、制裁解除となるかは微妙な情勢<ref>{{cite news|url=http://mainichi.jp/select/world/news/20100518k0000m030068000c.html|title=イラン:低濃縮ウランの搬出 トルコ、ブラジルと合意|newspaper=毎日新聞|date=2010-05-17|accessdate=2010-05-18}}</ref>。
* [[2010年]][[6月9日]] - [[国際連合安全保障理事会|国連安保理]]がイランへの追加制裁決議を賛成多数で可決。イラン側はこれを無視し、核開発を継続する姿勢を見せた<ref>{{cite news|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010061000090|title=「制裁は無価値」=ウラン濃縮活動継続を表明-イラン大統領|publisher=時事通信|date=2010-06-10|accessdate=2010-06-10}}</ref>。
* イランの衛星テレビ局プレスTVによると、イランのアハマディジャド大統領は、核開発を巡る西側諸国との交渉を9月に再開する用意がある、と[[2010年]][[7月27日]]までに表明した。また、交渉には[[トルコ]]や[[ブラジル]]が参加することを希望するとも述べた。イランの核開発については、国連安保理の追加制裁決議の採択、[[欧州連合]] (EU) ・[[カナダ]]が独自制裁を決定している<ref>{{cite news|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010072700822|title=核交渉の9月再開表明=EU独自制裁には反発-イラン大統領|publisher=時事通信|date=2010-07-27|accessdate=2010-07-27}}</ref>。
* [[2010年]][[12月3日]] - イランが核開発に成功した場合、[[イスラム教]]の宗派の違いなどで対立関係にある[[サウジアラビア]]、[[エジプト]]も核開発に着手せざるを得ない旨を両国首脳が述べていたことが、内部告発サイト「[[ウィキリークス]]」に掲載されたアメリカ外交公電で明らかになった<ref>{{cite news|url=http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120301000157.html|title=サウジ、エジプトも核開発着手 イラン成功ならと首脳警告|publisher=47NEWS|date=2010-12-03|accessdate=2010-12-03}}</ref>。
* [[2011年]][[1月23日]] - 遠心分離機の故障の頻発や、アメリカとイスラエルが共同開発したとされる[[コンピューターウィルス]]の感染、イラン指導部の足の引っ張り合いなど、イラン側が不確定要素を大きく抱えていることが判明。[[イスラエル諜報特務庁]]前長官は「核爆弾保有は[[2015年]]以降」との見方を示した<ref>{{cite news|url=http://mainichi.jp/select/world/news/20110123ddm007030151000c.html|title=イラン核問題:6カ国と協議終了「数年で重大局面」|newspaper=毎日新聞|date=2011-01-23|accessdate=2011-01-23}}</ref>。
* 2011年[[7月18日]] - 元アメリカ国務省報道官であるP.J.クローリーが、「イスラエルが近い将来イランを攻撃することは無い」という趣旨の発言を自身の[[ツイッター]]で述べた<ref>{{cite news|url=http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/former-state-department-spokesman-israel-will-not-attack-iran-anytime-soon-1.373921|title=Former State Department spokesman: Israel will not attack Iran anytime soon|publisher=[[ハアレツ]]|date=2011-07-18|accessdate=2011-07-19}}</ref>。
* [[2012年]][[2月2日]] - アメリカの[[パネッタ|レオン・パネッタ]]国防長官が「イランが間もなく地下施設に高濃縮ウランの貯蔵を完了し、そのためにイスラエルが今年4~6月にも核施設攻撃を実施する可能性が高い」と分析していることをアメリカ[[ワシントン・ポスト]]紙が報じた<ref>{{cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/world/news/120203/amr12020311290000-n1.htm|title=イスラエル、4~6月にイラン攻撃も 米国防長官危惧と米紙|newspaper=産経新聞|date=2012-02-03|accessdate=2012-02-16}}</ref>。
* 2012年[[2月15日]]-16日 - ウラン濃縮に使われる新型の遠心分離器の開発に成功し、自国産の核燃料棒を開発できたと、イラン国営放送が報じた<ref>{{cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012021602000025.html|title=イラン 国産の核燃料棒装墳|newspaper=東京新聞|date=2012-02-15|accessdate=2012-02-16}}</ref><ref>{{cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/world/news/120216/mds12021600130000-n1.htm|title=イラン「新型遠心分離器開発」 米欧、イスラエルの反発必至|newspaper=産経新聞|date=2012-02-16
|accessdate=2012-02-16}}</ref>。
* 2012年3月20日 - イランが核兵器を開発していないとイスラエルが認めた、とイラン国営放送が報じた。<ref>[http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=26605:2012-03-20-11-56-39&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116 「イスラエル、イランが核兵器を追求していないことを認める」 IRIB, 2012年3月20日16時25分配信]</ref>
* 2012年8月16日 - イスラエルの[[マタン・ヴィルナイ]]民間防衛担当相がイスラエルの大手紙「[[マアリブ]]」のインタビューで、仮にイランと戦争になった場合、30日間複数の戦線で戦闘が続き、一日に数百発のイランのミサイルがイスラエル国内に着弾し、また、イランと同盟関係にある[[レバノン]]の武装組織「[[ヒズボラ]]」とも戦うことになるとの予測を述べ、また、イスラエルはかつてない規模で万全な防衛体勢ができている旨の発言をした<ref>{{citenews|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120816/k10014310221000.html|title=“イランと戦闘3030日間続く”|publisher=NHK NewsWeb|date=2012年8月16日|accessdate=2012年8月16日}}</ref>。
 
== 脚注 ==