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'''ヒメウミガメ'''(姫海亀、[[学名]]:{{Snamei||Lepidochelys olivacea}})は、[[カメ目]][[ウミガメ科]][[アカウミガメ亜科]]ヒメウミガメ属に分類される[[ウミガメ]]である。
 
== 形態・生態・分布・保全 ==
== 特徴 ==
ヒメウミガメの甲羅の長さは大きくても70cmくらいで、ウミガメの中では小型の種類である。甲羅が[[オリーブ]]色をしているため、'''オリーブヒメウミガメ'''とも呼ばれる。[[太平洋]]、[[インド洋]]、[[大西洋]]の熱帯海域に分布するが、日本ではたまに漁船などに発見され捕獲されることはあるが産卵に上陸した例はない。雑食性で、主に魚や[[甲殻類]]、[[クラゲ]]などを捕食する。国際自然保護連合 ([[IUCN]]) の[[レッドリスト]]では「絶滅危機」 (EN : Endangered) に指定されている絶滅危惧種で、[[絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約|ワシントン条約]]付属書Iにも記載されている。
{{Endangered}}
 
=== ヒメウミガメ属アリバダ ===
'''ヒメウミガメ属'''には'''ヒメウミガメ'''と'''ケンプヒメウミガメ'''(ケンプ姫海亀、{{Snamei||Lepidochelys kempii}}、Kemp's Ridley sea turtle)の2種が属する。ケンプヒメウミガメは、ウミガメとしては最も小型の種類であり、大西洋から[[メキシコ湾]]岸に分布する。IUCNのレッドリストでは「絶滅寸前」 (CR : Critically Endangered) に指定されている。
 
== アリバダ ==
ヒメウミガメ(オリーブヒメウミガメ)とケンプヒメウミガメは、大群で上陸し産卵をする「'''アリバダ'''」 (arribada) という現象を起こすことがある。他の種類のウミガメはアリバダは起こさない。アリバダは、主に雨季に、のべ数千から百万頭以上ものヒメウミガメが数日から十日以上の間に一斉に上陸し産卵をする自然現象で日中にまで上陸と産卵が続くことがある。その時には雌ガメが砂浜をおおいつくし、他の雌ガメが産卵した卵を掘り返してしまうこともある。
 
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アリバダの語源は[[スペイン語]]の"arribar(到着する)"である。
 
== 特徴分類 ==
== 日本で見られる施設 ==
'''ヒメウミガメ属'''には'''ヒメウミガメ'''と'''ケンプヒメウミガメ'''(ケンプ姫海亀、{{Snamei||Lepidochelys kempii}}、Kemp's Ridley sea turtle)の2種が属する。
* [[名古屋港水族館]](愛知県名古屋市)
* [[沖縄美ら海水族館]](沖縄県国頭郡)
 
=== ケンプヒメウミガメ ===
== 参考文献 ==
'''ヒメウミガメ属'''には'''ヒメウミガメ'''と'''ケンプヒメウミガメ'''(ケンプ姫海亀、{{Snamei||Lepidochelys kempii}}、Kemp's Ridley sea turtle)の2種が属する。ケンプヒメウミガメは、ウミガメとしては最も小型の種類であり、大西洋から[[メキシコ湾]]岸に分布する。IUCNのレッドリストでは「絶滅寸前」 (CR : Critically Endangered) に指定されている。
{{Critically endangered}}
 
== 関連項目 ==
{{Commons|Category:Lepidochelys olivacea}}
*[[名古屋港水族館]]、[[沖縄美ら海水族館]]での展示がしられる。
 
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2013-5-11}}
* Red List Standards & Petitions Subcommittee, [http://www.iucnredlist.org/search/details.php/11534/all ''Lepidochelys olivacea''] in IUCN Red List of Threatened Species (2006).
* Marine Turtle Specialist Group, [http://www.iucnredlist.org/search/details.php/11533/all ''Lepidochelys kempii''] in IUCN Red List of Threatened Species (2006).