「配置販売業」の版間の差分

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'''配置販売業'''(はいちはんばいぎょう)は、[[医薬品]]の販売業の業態のひとつである。富山の置き薬([[富山の売薬]])がその典型である。日本独自の医薬品販売の形態で、[[薬事法]]第25条第2号、第30条~第33条に規定されている。
 
[[日本]]独自の医薬品販売の形態で、[[薬事法]]第25条に規定されている。
 
[[セールスマン|販売員(配置員)]]が[[消費者]]の家庭や[[企業]]を訪問し、[[医薬品]]の入った箱(配置箱、預箱(あずけばこ))を配置し、次回の訪問時に使用した分の代金を精算し、集金する仕組み(「先用後利(せんようこうり)」という。)である。配置員が配置した薬は、一般に「'''置き薬'''」(おきぐすり)と呼ばれる。
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== 定義 ==
配置販売業の許可は、一般用医薬品を、配置により販売または授与する業務([[薬事法]]第25条2号)。<br/>
配置販売業は、「先用後利」という、購入者の居宅に医薬品をあらかじめ預けておき、購入者がこれを使用した後でなければ代金請求権を生じない販売形態であるため、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくい等の基準に適合するもの以外の医薬品を販売等してはならない(薬事法第31条)<br/>
配置販売業者は、通常、常備薬として用いられる製品をひと揃い収めた「配置箱」を預ける。これは薬事法上、陳列に該当する。