「恒温動物」の版間の差分

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季節変動のある地域で数年以上にわたって成長し、成長が季節変動する変温動物は数多くあるが、その硬組織に成長の変動が残るとも限らない。例えば[[セミ]]や[[ロブスター]]は何年にもわたって成長する変温動物であるが、硬組織を脱皮によって捨てるため成長線は残らない。当たり前であるが季節変動のない地域に生息している変温動物、例えば熱帯の[[ワニ]]類や[[ニシキヘビ]]類には基本的に成長線は認められない。
 
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一般人が通常観察することのない成長線の有無で変温・恒温が推定できるというこの嘘はより悪質である。2011年現在、さすがに成長速度で恒温・変温を議論するようなことはなくなったが、未だにこの論は大手を振ってまかりとおっている。古生物学者の一部は研究者として事実を精査して議論することができないのではないかという疑いまで想起する。有り体に言って化石のみの情報で恒温・変温を推定することは現代科学では不可能に近い。例えば、カッコウやナマケモノの骨格標本を見て変温動物であることがわかるはずはないし、ミツバチやホオナガスズメバチの展翅標本やザゼンソウの液浸標本をみて恒温性と解析することも2011年現在の科学ではほぼ不可能である(標本は化石より保存状態がよい)。生きた個体を実際に測定するしか決め手はない。だから昆虫類・魚類・植物などの恒温性や、哺乳類や鳥類が相当程度変温的体温調節をすることは、小型機器装着により記録できるようになる近年までわからなかった。化石生物を対象にしたこの手の議論は予算獲得の話題づくり、よく言っても根拠の薄い推測程度以上のものではない。-->
 
== 脚注 ==