「年周視差」の版間の差分

編集の要約なし
m (ボット: 言語間リンク 4 件をウィキデータ上の d:q906561 に転記)
[[地動説]]に基づいて古くからその存在が仮定されていたが、年周視差の大きさは非常に小さいためにその観測は非常に困難であった。もっとも地球に近い恒星である[[ケンタウルス座アルファ星|ケンタウルス座α星]]でも年周視差はわずか0.76秒である。これは271m先にある物体を1mmずらしたときに発生する視差を検出することに等しい。[[ティコ・ブラーエ]]は年周視差が観測できなかったことで地動説を否定し[[天動説]]を支持する理由に挙げている。地動説を支持する直接の証拠としては[[年周光行差]]の方が先に観測に成功したが、観測した[[ジェームズ・ブラッドリー]]も本来は年周視差の観測を目的としていた。初めて年周視差の観測に成功したのは[[フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ベッセル]]で1838年に[[はくちょう座61番星]]の年周視差が0.314秒であることを確認した。間を置かずに[[フリードリッヒ・フォン・シュトルーベ]]が[[ベガ]]で0.26秒、[[トーマス・ヘンダーソン]]がケンタウルス座α星で0.76秒角の年周視差を観測したと発表。
 
大気の揺らぎなどにより地球上からの精密な年周視差の値の測定は難しい。そのため宇宙空間から年周視差の測定を行うため、1989年に[[ヒッパルコス衛星]]が打ち上げられた。その結果11万8274個の恒星の年周視差が1/1,000秒角の精度で測定され(すなわちこれは1000パーセクの範囲まで測定できることを意味する)、これらの恒星の距離の精度が大きく向上した。
 
==関連項目==
18

回編集