「地動説」の版間の差分

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しかし、[[コペルニクス]]以前にも、地球が動いていると考えた者はいた。有名なところでは[[フィロラオス|ピロラオス]]で、彼は宇宙の中心に中心火があり、地球や太陽を含めてすべての天体がその周りを[[公転]]すると考えた。また、[[プラトン]]も善の[[イデア]]である[[太陽]]が[[宇宙]]の中心にあると考えていた。加えて[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]もまた地動説に関する内容をレスター手稿に記している。
 
特に傑出していたのは、イオニア時代の最後の[[アリスタルコス]]である。彼は、地球は自転しており、太陽が中心にあり、5つの惑星がその周りを公転するという説を唱えた。彼の説が優れているのは、太陽を中心として、惑星の配置をはっきりと完全に示したことである。これは単なる「太陽中心説」という思いつきを越えたものである。ほとんど「科学」と呼ぶ水準に達している。紀元前280年にこの説が唱えられて以来、コペルニクスが登場するまで、1800年もの間、人類はアリスタルコスの水準に達することはなかった<ref name=cosmos_1>[[カール・セーガン]]著 木村繁訳『コスモス 下』 P.49 史上初の地動説 ISBN 4-02-260270-8 </ref>。
 
広い意味ではこれらも地動説(太陽中心説)に入る。