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== 概要 ==
▲'''シボ加工'''とは[[表面処理]]のひとつで、物理的にシワ模様をつけることである。その模様を「シボ」と呼ぶ。
[[皮革製品]]の表面のシワ模様を「皺(しぼ)」と呼び、皮革業界では革にシワを付けることを「皺を付ける」という。 繊維業界では、[[ちりめん]]を揉んだり絞ったりしてシワを付けることを「シボ付け」と呼び「<ref>棚澤八光社 [http://www.tanazawa.co.jp/shibo.html 「シボとは」] 閲覧2012-9-2</ref>、ちりめんや[[ジョーゼット]]、クレープなどを「シボ織物」と呼ぶ<ref>生地屋本店 [http://www.kijiya.com/QandA/shibo.htm 「シボとは」]閲覧2012-9-6 写真有り</ref>。ここから派生して、[[プラスチック]]や[[金属]]などを[[射出成形|成形]]または[[プレス加工]]する際に[[金型]](鋳型・プレス型)の表面を[[鏡面仕上げ]]<ref>非常に細かい研磨剤で磨く事により表面を鏡のように仕上げること。ピアノ仕上げとも呼ばれる。</ref>ではなく細かい模様(凹凸)をつけ成形品にその模様を転写する加工を「シボ加工」、その模様を「シボ」と呼ぶようになった。
金型の表面をシボ加工する際は[[エッチング]]による化学処理や[[サンドブラスト]]、鏡面仕上げにしない研磨処理などの物理処理によって模様を作る。
シボ加工をする
▲シボ加工する目的は高級感を出し見た目を変えるだけではなく、さわり心地・滑り防止、汚れ(指紋)や傷を目立たなくする等の効果の他に、成形加工時に生じる[[ウェルドライン]]や[[ヒケ]]を目立たなくし、離型(金型から製品の取出し)が容易になるなど生産性にも寄与する<ref>モールドテック社 [http://www.mold-tech.jp/texturing.htm 「シボ加工とは」] 閲覧2012-9-2</ref>。
== 模様の種類 ==
[[image:Inro.jpg | thumb | [[印籠]]
模様には皮革(ウロコ)、梨地、木目、岩目、砂目、布地模様、幾何学模様などがある<ref>kotobank [http://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%9C%E5%8A%A0%E5%B7%A5 「シボ加工」] 閲覧2012-9-2</ref>。
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=== 類似した表面加工 ===
;つや消し
:すりガラスはサンドブラストで物理的に傷をつけたり[[フッ化水素酸]]で溶かしたもの、型ガラスは型で模様を転写したもの<ref name="kataita">オーダーガラス板.com [http://g-tonya.com/order/syurui/fk.html 「型板ガラスとは」] 閲覧2012-9-6</ref>。 == 脚注 ==
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▲[[Category: 表面処理]]
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