「チャニング・ウィリアムズ」の版間の差分

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非常な倹約家で、当時のアメリカ聖公会主教の月々の俸給は 400 円(現在の価値で約 150 万円)だったが、彼の生活費は 15 円(同約 6 万円)程度だったといわれている。
このようにして貯めたお金は、教会の建築に多額が充てあられたほか(築地の聖三一大会堂、京都の聖ヨハネ教会の建設はほとんどが主教ウィリアムズの私費によったとされる)、路傍の困窮者へ与えられたりもした。その際も主教は自慢げに金を与えたりすることはなく、「汝の右手のなすことを左手をして知らしむるなかれ」の教え通り、困窮者のもとに近寄り、袖の下から落とすようにしてこっそりと金を差し出すのが常であった。
 
雇っていたコックが買い出しの際に値の張るものを買ってくると、それを返してより安いものへと交換しに行かせた。耐えかねたコックが「もうあなたのコックは務まりません。」と退職を申し出た際、ウィリアムズは「そうですか。それは残念です。これはあなたが今まで貯めたお金です。」と言って、彼が食べ物を返品した際の差額を貯蓄していたものを差し出した。これに感激したコックは、引き続きウィリアムズのもとで働き続けることとなった。<!--会話文うろ覚えです。-->