「国家神道」の版間の差分

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[[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]による神道への危険視は、[[神国]]・[[現人神]]・[[聖戦]]などの思想が対象となっており、昭和天皇が1946年に発した「新日本建設に関する詔書」(通称「[[人間宣言]]」)もこのような背景で出されたものと考えられている。<!--『国史大辞典』吉川弘文館1984年参照-->
 
==信仰の実態==
自らの信ずる信仰を「他宗教を超えた普遍的なシステム」とし、上から目線の寛容を説くことは、[[皇帝崇拝|皇帝を神と崇拝]]させ、それに従う限りにおいて「寛容」に他宗教を許したローマ宗教や、[[イスラーム法]]の優越を認める限りにおいて他宗教の信者を[[ズィンミー]]として一定程度権利を保障した[[イスラーム]]、無名のキリスト教徒という言い方で他宗教への寛容を説く[[キリスト教]]、仏陀やイエスを神々の端に加える[[ヒンドゥー教]]などと共通している。また、近代国家としてみると、フランス共和国が厳格な政教分離を建前としながらも、実際は休日・祝日の制定などでキリスト教的価値観を暗黙の裡に前提としており、ムスリムからの反発を招いている点と共通している。また国家と宗教の一致が前提という点では、イスラームやローマ宗教と共通している。
 
== 出来事 ==