「エアーボット」の版間の差分

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=== 生い立ち ===
[[デストロン (トランスフォーマー)|デストロン]]に新たに加わった陸上部隊[[スタントロン]]に対し、[[コンボイ (トランスフォーマー)|コンボイ]]の「メガトロンが陸で来るならこちらは空から迎え撃つ」という案から作り出された航空部隊(海外放映版第7話から登場している空から迎え撃つサイバトロン戦士は[[スカイファイアー|航空防衛戦士スカイファイアー]]がいたが、日本放映版では[[マクロスシリーズ]]に登場する[[VF-1 バルキリー]]に似ているため、あまり登場する機会が少なかった)。元はかつてセイバートロン星で使われていた宇宙船であり、サイバトロンの手により地球の飛行機に改造され、アルファートリンの犠牲により作動したベクターシグマによって生命を吹き込まれて誕生した。サイバトロンの数少ない航空戦力であるが、それまでサイバトロンで常態化していた「とりあえず飛べる戦士を航空戦力に充てる」というようなものではない、サイバトロン初の航空部隊である。さらに5体が合体(ユナイト)してサイバトロン初となる合体戦士スペリオンになる。まさに初めて尽くしの部隊であった。
 
当初シルバーボルト以外の4人は、空を飛べないサイバトロンと人間を見下し、[[スタースクリーム]]等[[ジェットロン]]に憧れる等といった問題行動が目立ったが、リーダーに選ばれたシルバーボルトの尽力と人間の底知れない力に心打たれ、徐々にサイバトロン戦士として目覚めてゆき、「ある後述の事件をきっかけに、完全に改心した。
 
=== エアーボットとコンボイの関係 ===
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つまり、コンボイの発案によって誕生したエアーボットが、コンボイ誕生のきっかけとなっていたのである。また、この経験をきっかけにエアーボットはサイバトロンとして戦う決意を固めたのであった。
 
=== 特徴 ===
エアーボットの特徴は、その存在そのもの、すなわち、サイバトロン初の航空部隊という点にある。陸上戦力に偏重した構成となっているサイバトロンは、彼らの誕生以前、デストロンの主力部隊[[ジェットロン]]に[[制空権]]を掌握され続けていた。ランボル、サンストリーカー等の飛行可能な戦士による航空戦術の研究も行われていたが、「代用」の域を超えることはできず、絶対的な空戦能力の差は埋めることができなかった。エアーボットの誕生は、この問題を根本から解決することとなった。これ以降も、新たに加入したサイバトロン戦士の中に航空戦力となる者は少なく、エアーボットは長期に亘り、最古にして最大の航空戦力であり続けた。
 
彼らが合体して誕生するスペリオンはサイバトロン初の合体戦士であり、デストロン初の合体兵士[[デバスター]]同様、圧倒的なパワーと低い知能という、合体戦士の長所と短所を見事に露呈させた。柔軟な運用が可能なスクランブル合体システムを搭載していながら、OVAでも見せてしまった未熟な運用とスペリオンの低い知能のために、それを活かすことはできなかった。サイバトロンはエアーボットによって「合体戦士とは何か」を学び、後に一つの完成形と言える[[プロテクトボット]]を誕生させることとなる。
 
== メンバー ==
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: 声 - [[西村知道]] /HM - [[山口健]] /ザ・リバース - [[立木文彦]] / 英 - [[チャーリー・アドラー]]
: エアーボット部隊の指揮官で生真面目な性格。前身であった輸送機の頃は低空飛行しかしたことがなかったために高所恐怖症だったが、[[テックスペック]]によると、他者に構っている間はそういった自分のことを忘れてしまうという。コンボイはこれを見抜き、「私にいい考えがある」とあえて彼をエアーボット部隊の指揮官に任命。任務をこなすうちに恐怖症を克服していった。人間や空を飛べないサイバトロン戦士を軽蔑する他のメンバーを諭すなど、リーダーとしての指揮力も遺憾なく発揮する。
: アエロスパシアル / BAC [[コンコルド]]超音速旅客機に変形。機体下面の静電気バッテリーに、空気中の分子から取り除いた電子を1515万ボルトまで貯え、機種から強力な稲妻を放電する。静電放射ライフルが武器。スペリオンに合体する際には胴体に変形する。
 
; 航空戦略家スカイダイブ / Skydive
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; 副官スリング / Slingshot
: 声 - [[鈴置洋孝]]、堀内賢雄(43話、60話、2010) / HM - [[平野正人]] / 英 - [[ロブ・ポールセン]]
: エアーボット部隊の副官。前身はスペースシャトルだったが、現在の姿も気に入っている。サイバトロンに加入した当初は、シルバーボルト以外のエアーボット全員が、他の仲間を軽蔑したり、デストロンに憧れたりしており、特にスリングはバトロらしハイドに突っらぬ言動が多るなど部隊の代表のような存在だった。しかし、「ある事件」により全員が改心した後は武器用コンソールを失っても、仲間を守るためコンバットロンに立ち向かうなど、その攻撃性を勇敢さに変えて活躍する。
: テックスペックでは、自慢屋である反面、あまり自分に自信が持てないのだという。
: マグダネル・ダグラス / BAe AV8 [[ハリアー II (航空機)|ハリアー]]に変形。ニ連式の迫撃砲を装備。中性子ライフルが武器。スペリオンに合体する際には左腕に変形する。
; 戦士エアーライダー / Air Raid
: 声 - [[堀内賢雄]]、[[片岡弘鳳|片岡弘貴]](60話) /2010 - [[速水奨]](6話)、[[江原正士]](15話)、塩屋翼(20話)/ 英 - ロブ・ポールセン
: 部隊の中で最も好戦的な性格であり、高飛車な言動で相手を挑発する。テックスペックによると、誘爆による一網打尽を狙える長距離攻撃を好むという。
: マグダネル・ダグラス [[F-15 (戦闘機)|F-15]]イーグルに変形。空対空熱追尾ミサイルを搭載。トルクライフルが武器。スペリオンに合体する際には左脚に変形する。