「レオノーレ序曲第3番」の版間の差分
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'''レオノーレ序曲第3番'''(レオノーレじょきょくだい3ばん)[[作品番号|作品]]
== 概要 ==
《フィデリオ》にはこの楽曲の前に1曲、後に2曲の序曲が書かれており([[フィデリオ#フィデリオ序曲|フィデリオ序曲]]を参照)、単独で演奏される機会はこの「レオノーレ序曲第3番」が最も多い。[[グスタフ・マーラー]]が始めたと言われる習慣として、《フィデリオ》上演の際、第2幕第2場の前にこの序曲が挿入されることがある。
== 楽器編成 ==▼
[[フルート]]2、[[オーボエ]]2、[[クラリネット]]2、[[ファゴット]]2、[[ホルン]]4、[[トランペット]]2、[[トロンボーン]]3、[[ティンパニ]]
== 構成 ==
[[ハ長調]]、序奏を持つ[[ソナタ形式]]。演奏時間は13分前後。
アダージョ、3/4拍子の序奏はG音の強奏で始まり、様々な調をさまよう。途中、木管に[[変イ長調]]の旋律が現れるが、これはオペラ第2幕冒頭のフロレスタンの[[アリア]]「人生の春の日に」("''In des Lebens Frühlingstagen''")の一節である。
主部はアレグロ、2/2拍子で、弦が[[シンコペーション]]を用いた第一主題を奏して始まる。ホルンに導かれる第二主題は[[ホ長調]]に始まり、これも調的には安定しない。展開部は劇的な展開を見せ、途中で現れるトランペットの[[ファンファーレ]]が印象的である。
▲== 楽器編成 ==
再現部は、演奏の難しさで有名なフルートのソロで第一主題が再現されて始まる。提示部通りの再現が続いたあと、第二主題の動機を用いながら静まっていくが、弦楽のパッセージがプレストのコーダを導き、熱狂的に結ばれる。
▲[[フルート]]2、[[オーボエ]]2、[[クラリネット]]2、[[ファゴット]]2、[[ホルン]]4、[[トランペット]]2、[[トロンボーン]]3、[[ティンパニ]]1対、[[弦五部]](第1[[ヴァイオリン]]、第2ヴァイオリン、[[ヴィオラ]]、[[チェロ]]、[[コントラバス]])舞台裏にトランペット1
==外部リンク==
* {{IMSLP2|id=Leonora_Overture_No.3,_Op.72b_(Beethoven,_Ludwig_van)|cname=Leonora Overture No.3, Op.72b}}
*[http://www.youtube.com/watch?v=ytj_I1xaDo8 YouTubeで再生(CCライセンス)]
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