「楽器分類学」の版間の差分

(→‎概要: 鍵装置 (Key system) と鍵盤装置 (Keyboard system) は違う その他PT除去)
ザックス=ホルンボステル分類は、『楽器とは音を出すための道具である』という原点に立ち、『発音原理』を上位分類要素として体鳴楽器、膜鳴楽器、弦鳴楽器、気鳴楽器の4つに分けたうえで、さらに奏法と形状を下位分類要素として体系化したものである。後に電鳴楽器を加えて5つになった。
 
例えば[[ピアノ]]であれば、発音部は弦であるため弦鳴楽器となり、[[ヴァイオリン]]や[[ギター]]と同じ範疇に振り分けられる。旧来[[管楽器]]とされていた楽器は気鳴楽器のうちの吹奏楽器とされ、3種の発音体 (刄型・有簧・口唇) に区分されている。これは旧来の[[木管楽器]]がリードの有無により二分された様に近い。
しかし、『発音原理』ということばにはあいまいさがあるために、この分類法にも問題は残されており、あらゆる楽器を矛盾無く一意に分類できるわけではない。例えば、[[エレクトリック・ギター]]は電鳴楽器ということになっているが、発音原理からすれば弦鳴楽器に分類しても間違いとはいえないし、最終的に音を出すのはスピーカのコーン(紙でできた弾性体)であるから、体鳴楽器と考えることもできる。
 
通常これらの分類は数字で示され、補助的に各言語で説明される。すなわち、例えばピアノであれば次のような表記になる。
とはいえ、上記のように民族楽器など比較的ローテクの楽器の研究に適用する場合には、特に大きな問題がないことから、この分類法が広く使われるようになっている。
 
{{quotation|314.122-4-8
True board zithers with resonator box (box zither) sounded by hammers or beaters, with keyboard
(日本語訳例: 本来的板型胴ツィター 共鳴箱式(箱型胴ツィター)[[撥#弦を打つ|ハンマーまたはビーター]]による発音 鍵盤付き)}}
 
一番先頭の数字は上位分類の体鳴楽器、膜鳴楽器、弦鳴楽器、気鳴楽器、電鳴楽器を表しており、それぞれ1、2、3、4、5となる。それ以降の数字が表す形質は楽器の上位分類によってばらつきがある。たとえば先頭から2番目の数値 (例では「314」の真ん中の「1」) は、弦鳴楽器においては発音原理の独立性を示したものであるが、体鳴楽器においては奏法を示す数字となっている。末尾にあるハイフン付きの数字は、この分類方法でとらえきれない楽器の特徴を表しており、例の場合はハンマーによる発音 (-4) と鍵盤 (-8) が示されている。この数字が示す特徴も上位分類により異なる
 
以上示かしたように、『発音原理』ということばにはあいまいさがあるために、この分類法にも問題は残されており、あらゆる楽器を矛盾無く一意に分類できるわけではない。えばでは、[[エレクトリック・ギター]]は電鳴楽器ということになっているが、発音原理からすれば弦鳴楽器に分類しても間違いとはいえないし、最終的に音を出すのはスピーカのコーン(紙でできた弾性体)であるから、体鳴楽器と考えることもできる
 
とはいえ、上記のように民族楽器など比較的ローテクの楽器の研究に適用する場合には、特に大きな問題がないことから、この分類法が広く使われるようになっている。
 
以下は、大分類項目に対する簡単な説明と細分類項目およびそれに該当する代表的な楽器である。
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