「平和条約」の版間の差分

[[第二次世界大戦]]後に[[国際連合]]が設立されると、国連は、国際紛争を解決するためのフォーラムという役割を模索し、しばしば和平プロセスおよび平和条約締結の場として役立った。国連が作る数々の国際条約や、国連加盟国に課せられた戦時における行為を制限し管理すべきという義務は、各国が全面戦争を行うという考えを抑制してきたといえる。しかしこれは、公式な[[宣戦布告]]が多くの場合受け容れられず、それゆえ戦争の終わりにあるべき平和条約も作られないことも意味する。[[朝鮮戦争]]はその例で、[[朝鮮戦争休戦協定|休戦協定]]により中断されているが、講和条約による終わりを迎えていない戦争である。