「過電流継電器」の版間の差分

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誘導円板形継電器は移動磁界を作る鉄心と円板に生ずる[[渦電流]]との相互作用により動作する。保護継電器の多くはこの形であり、変圧器形とくま取り形の2種類に分けられる。
 
変圧器形は[[変流器]]から供給された[[電流]]に比例した[[磁束]]が[[コイル]]に加わり、継電器内部の円板に渦電流を生ずる。二次コイルにより[[励磁]]される磁束の[[位相]]はずれを生じるため、その磁束との相互作用により円板が回転力を生じる。コイルに流れる電流が増加すると円板は強い回転運動を行おうとするため、一定の回転を検知すると回路が遮断される構造となっている。
 
くま取り形は[[鉄心]]の円板に面する一部を[[銅]]のリングで短絡し、その部分の磁束の位相を遅らせることによって発生する渦電流が生み出す回転力により制御する。