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;ガラモ場
:海藻類(seaweed)によって形成された藻場。主に育成している海藻の種類によって、アラメ場、カジメ場、コンブ場、などと呼び名が変わり、特に大型の藻類で形成される場合は「海中林」とも呼ばれる。
 
== 陸上植物群落との比較 ==
藻場と陸上の森林を比較したとき、[[バイオマス]]は陸上の温帯林で最大値が約 200kg/m<sup>2</sup> 、藻場は最大値で約 3kg/m<sup>2</sup> と貧弱である([[イネ科]]植物の草原でも最大値は約 5kg/m<sup>2</sup> になる)。しかし、[[純生産量]]では陸上の温帯林が 3kg(乾重)m<sup>2</sup>/年、熱帯で約 4kg(乾重)/m<sup>2</sup>/年となるのに対し、藻場は約 3-8.3kg(乾重)/m<sup>2</sup>/年 と、バイオマスに比べて圧倒的に純生産量が多い。<ref>横浜康継『海の森の物語』新潮社、2001年(111-115ページ)</ref>
 
その理由としては、海藻の藻体中に[[クロロフィル|クロロフィル ''a''/''c'']]および[[フコキサンチン]]をはじめとする[[カロテノイド]]類が含まれており、[[海水]]を通過した太陽光線も十分に吸収できること、海藻は基本的に藻体全体が[[光合成]][[組織 (生物学) |組織]]であること、藻体が水流の撹乱により大きく揺れるために効率の良い受光と光合成が可能であること、などが挙げられる。
 
== 機能 ==