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'''牧野 周一'''（まきの しゅういち、[[1905年]][[2月21日]] - [[1975年]][[5月3日]]、本名：宇野主一）は[[日本]]の[[弁士映画説明者]]、[[漫談家]]である。[[東京演芸協会]]第2代会長。

[[1905年]]（[[明治]]38年）[[2月21日]]、[[宮城県]][[石巻市]]のに生まれ、2歳から東京で過ごす。[[旧制中学校|旧制]]・東京府立第四中学校（現・在の[[東京都立戸山高等学校]]）の受験に失敗し、旧制・麻布中学校（現在の[[麻布中学校・高等学校|旧制麻布中高等学校]]に進学するも、母子家庭で学資が続かず中途退学し、さらに進学した大倉商業学校（現・在の[[東京経済大学]]）も中退する。

[[1923年]]で（大正12年）、映画説明者（活動弁士）の[[徳川夢声]]に弟子入りし、[[広尾キネマ|広尾不二館]]で初舞台を踏む。[[1926年]]（大正15年）に、夢声を中心として結成されたナヤマシ会に参加する。有楽町の[[邦楽座]]（現在の[[丸の内ピカデリー]]）、[[新宿武蔵野館]]等で活躍する。その後、[[サイレント映画が]]から[[トーキー]]へ移行したことに伴い、漫談に転じる。[[1939年]]（昭和14年）には、国策記録映画として製作された[[ドキュメンタリー映画]]『南進台湾』で、解説を担当したことがある。戦後は、[[民間放送]]開始のブームで一躍人気者となった。また[[TBSラジオ&コミュニケーションズ|ラジオ東京]]「『[[しろうと寄席]]」』の司会者でもあっ務めた。

[[1975年]]に（昭和50年）、[[芸術祭 (文化庁)|文化庁芸術祭]]奨励賞を受賞する。同年[[5月3日]]、死去した。満70歳没。

長男の宇野功（筆名・[[宇野功芳]]、1930年 - ）は[[指揮者]]で[[音楽評論家]]。、三男の宇野道義（筆名・[[宇野通芳]]、[[1997年]]没）は[[帝京大学]][[助教授]]を務めた。