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==執行部組織==
日本サッカー協会の主な組織は以下の通り<ref name="JFA規定">以下の記述は公益財団法人日本サッカー協会基本規定に基づく<ref name="JFA規定">[http://www.jfa.or.jp/jfa/rules/download/kitei.pdf 公益財団法人日本サッカー協会基本規定2012年4月1日初版施行(同年5月10日改正6月1日施行)-日本サッカー協会(JFA)公式HP])に基づく。</ref>。
===現在の執行部===
 
協会には、47名以上60名以内の'''評議員'''と、すべての評議員で組織する'''評議員会'''が置かれる。評議員は、各都道府県のサッカー協会は各1名の評議員を評議員会に推薦する。現在は、各都道府県協会から推薦された47名のみで、それ以外の推薦による評議員は存在しない。評議員の報酬は、各年度の総額が200万円を超えない範囲で、評議員会の定めた基準に従って算定した額を支給する。
 
評議員会は、'''理事'''及び'''監事'''の役員を選任する。理事は日本国籍を有するFIFA理事を含む20名以上30名以内、監事は3名以内が置かれ、理事及び監事により'''理事会'''を構成する。理事会は、理事の中から、協会を代表する'''会長'''を1名選任するほか、'''副会長'''を5名以内、'''専務理事'''を1名、'''常務理事'''を若干名、それぞれ選任することができる。会長は[[一般社団法人及び一般財団法人に関する法律]]に基づく[[代表理事]]とされ、副会長・専務理事及び一部の常務理事は同法の[[業務執行理事]]とされる。役員の任期は2年で、[[定年]]がある。原則として、会長・副会長は就任時に満70歳未満、その他の役員は満65歳未満でなければならない(ただしFIFA理事はこの限りでない)。
:従来、理事会役員は地域協会の職員や元選手などサッカー関係者で占められてきた。しかし、2008年(平成20年)にはサッカー以外のスポーツ出身者として、元[[ラグビー日本代表]]監督の[[平尾誠二]]、現役女子プロ[[テニス]]選手の[[クルム伊達公子]]の2名が初めて理事に選出された。当時は「サッカーを中心としたスポーツの総合的な発展を目指す」目的で選出されたが、結局両名とも1期で退任している。
 
理事会は、原則として毎月1回開催される。また、理事会に付議すべき事項のうち、日本代表チ-ムに関する案件など、緊急の処理が求められる案件について審議する機関として、'''常務理事会'''が置かれる。常務理事会は、会長、業務執行理事及び常務理事で構成する。常務理事会も、原則として毎月1回開催される。
 
通常の理事以外に協会の業務運営を円滑に行うため、理事会承認を得て、特別な任務を有する'''特任理事'''も数を若干程度置くことができるが、特任理事は理事会への出席及び発言し、意見を述べ、質疑に応じること可能なもののできる。ただし、議決権は有しない。なお特任理事については、前述した定年制基準就任時に、満65歳未満あるなければならない。ただし、その就任時に満65歳を超え以上であっても、最大21任までに限り就任が認められる。
 
このほか、'''名誉役員'''を若干名、置くことができる。名誉役員は、名誉総裁、名誉会長、名誉副会長、顧問及び参与とする。このうち顧問は、最高顧問及び顧問の2区分ある。名誉役員は、理事会の推薦に基づき、評議員会の議決を経て、会長が委嘱する。名誉会長、名誉副会長及び顧問は会長及び理事会の諮問に応じ、参与は理事会の諮問に応ずる。
 
2012年6月24日現在、理事は27名(会長1名、副会長2名、専務理事1名、常務理事5名を含む)、監事は2名、特任理事は8名である<ref name="rijikai">{{Cite web
|title = 組織 理事会
|publisher = 日本サッカー協会
|url = http://www.jfa.or.jp/jfa/organization/rijikai.html
|accessdate = 2013-06-26
}}</ref>。また、同日現在、名誉総裁は1名、名誉会長は1名、最高顧問は2名、顧問は6名、参与は12名である<ref name="meiyo">{{Cite web
|title = 平成24年度・定時評議員会・協議事項 名誉役員・選任の件
|publisher = 日本サッカー協会
|date = 2012-06-24
|url = http://www.jfa.or.jp/jfa/rijikai/2012/20120624/PDF/k_20120624_03.pdf
|accessdate = 2013-06-26
}}</ref>。
 
===現在の執行部理事会===
現在の理事会の構成員は以下の通り<ref name="rijikai"/>。
*2012年6月24日改選
{|class="wikitable"
|-
!style="background:#0070FF;"|<font color="white"> 役職 !!style="background:#0070FF;"|<font color="white"> 名前 !!style="background:#0070FF;"|<font color="white"> 略歴
|-
!会長
| 名誉総裁|| [[憲仁親王妃久子]] ||
| [[大仁邦彌]]
|-
!副会長
| 最高顧問|| [[川淵三郎]] || 日本代表選手、日本代表監督、 [[Jリーグチェアマン]](初代)、第10代日本サッカー協会会長
| [[田嶋幸三]]、[[大東和美]](Jリーグ)
|-
!nowrap| 専務理事 
| 名誉会長 || [[小倉純二]] || [[国際サッカー連盟|FIFA]]理事、2002年FIFAワールドカップトーナメントディレクター、Jリーグ理事、第12代日本サッカー協会会長
|[[田中道博]]
|-
!常務理事
| 名誉副会長 || [[鬼武健二]] || [[ヤンマー]]監督、ヤンマーマリナックス社長、[[セレッソ大阪]]社長、Jリーグチェアマン(第3代)
|[[小川勇二]]、[[藤縄信夫]]、[[松﨑康弘]]、[[中野幸夫]](Jリーグ)、[[植田昌利]]
|-
!理事
| 会長 || [[大仁邦彌]] || 日本代表選手、[[三菱重工業|三菱重工]]監督、特任理事、<br>強化委員長、技術委員長、女子委員会委員長、常務理事
|[[佐々木一樹]]、[[瀧井敏郎]]、[[上田栄治]]、[[林義規]]、[[大河正明]](Jリーグ)、[[日比野克彦]]、[[原博実]]、[[上川徹]]、[[北澤豪]]、[[三好豊]]、[[大岩真由美]]、[[田畑博章]]、[[岸慎一]]、[[坂庭泉]]、[[中和昌成]]、[[尾関孝昭]]、[[新宮博]]、[[逢坂利夫]]
|-
!監事
| 副会長 || [[大東和美]] || [[鹿島アントラーズ]]代表取締役社長、[[日本ラグビーフットボール協会]]評議員、<br>Jリーグ理事、[[国際サッカー連盟|FIFA]]クラブ委員会メンバー、現Jリーグチェアマン(第4代)
|[[岩城健]]、[[原秋彦]]
|-
!特任理事
| 副会長 || [[田嶋幸三]] || 日本代表選手、U-15~U-19日本代表監督、技術委員長、[[立教大学]]助教授、<br>[[筑波大学]]客員助教授、体育学修士、[[JFAアカデミー福島]]初代スクールマスター、専務理事
|[[福林徹]]、[[池田正利]]、[[綾部美知枝]]、[[手嶋秀人]]、[[大倉健史]]、[[山口隆文]]、[[中西哲生]]、[[野田朱美]]
|-
| 専務理事 || 田中道博 || 総務委員長、財務委員長、JFA/Jリーグ将来構想委員会会長
|}
 
===制度概説===
以下の記述は公益財団法人日本サッカー協会基本規定に基づく<ref name="JFA規定">[http://www.jfa.or.jp/jfa/rules/download/kitei.pdf 公益財団法人日本サッカー協会基本規定2012年4月1日初版施行(同年5月10日改正6月1日施行)-日本サッカー協会(JFA)公式HP]</ref>。
各都道府県のサッカー協会からそれぞれ1名ずつ推薦された47名と会長が指名する最大15名までの学識経験者を'''評議員'''(株式会社でいう場合の「株主」に類似する役割を果たす。)とし、評議員会を構成する。評議員の報酬は1年度の総額が200万円を超えない程度と定められている。現在は、各都道府県から選出された47名のみでそれ以外の推薦による評議員は存在しない。
 
評議員会は、役員である18名以上27名以下の'''理事'''(「取締役」相当)および2名ないしは3名の'''監事'''(「監査役」相当)を選任する。役員の任期は2年であり、理事はその中から、協会を代表する'''会長'''(「代表取締役社長」相当)を1名、'''副会長'''(「副社長」相当)を2名ないし5名、'''専務理事'''(「専務取締役」相当)1名を選任する。役員には[[定年]]制があり、原則として会長・副会長は就任時に満70歳未満、その他の役員は満65歳未満でなくてはならない(ただしFIFA理事はこの限りではない)。
 
理事会は原則として月に1度開催される機関で株式会社における取締役会に相当する機関であるが、日常の業務遂行にあたっては、会長などの指名により理事会で選ばれた'''常務理事'''(「常務取締役」相当)が会長らの役付理事とともに常務理事会(「常務会」などに相当)において協議決定するものとされている。
 
通常の理事以外に協会の業務を円滑に行うための'''特任理事'''も数名程度置くことができるが、特任理事は理事会への出席及び発言が可能なものの議決権がない。なお特任理事については、前述した定年制の基準である満65歳を超えても、最大2期まで就任が認められる。
 
従来、理事会は地域協会の職員や元選手などサッカー関係者で占められてきたが、2008年にはサッカー以外のスポーツ出身者として、元[[ラグビー日本代表]]監督の[[平尾誠二]]、現役女子プロ[[テニス]]選手の[[クルム伊達公子]]の2名が初めて理事に選出された。当時は「サッカーを中心としたスポーツの総合的な発展を目指す」目的で選出されたが、結局両名とも1期で退任している。
 
== JFA財務内容 ==